ブラジルには、赤道地方のように四季の区切りが実際上全く意味を持たない地方がある。
熱帯では、四季というより、乾季と雨季の二季としたほうが実際の気候と合致する。
しかし、ニュースでは四季の移り変わりを報道するが、その区切りが面白い。
春は春分に始まり夏至で終わる、夏は夏至に始まり秋分で終わる。
秋は秋分に始まり冬至で終わる、冬は冬至に始まり春分で終わる。
春分・夏至・秋分・冬至は、地球の傾きと太陽をめぐる公転軌道上の地球の位置で決まるわけだから、春分点は文字通り「点」であり瞬間である。
春分の日は、春分点の瞬間を含む日だ。
ブラジルでは「春分」とか「夏至」とかの言い方は聞かない。
「2011年の冬は6月21日午後2時16分に始まる」とテレビのニュースで言っていた。
2011年の夏至点時刻はブラジル南東標準時で6月21日14時16分、日本はブラジル南東標準時+12時間だから、6月22日未明2時16分となる。
月の朔望と同じ天体の自然現象であるから、地球の時間帯の差を超越して起きるので、時間帯が異なると時刻や日付は異なるわけである。
冬になって2日目の6月22日は、南からの寒波が弱まり、昼間はかなり暑くなった。
外を歩いたら結構汗が出た。
室内の温度計は25度を指す夏日だった。
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