2017年11月12日

サソリに刺された

サソリ、蠍座 = po. (o) escorpião(エスコルピオン)

どの動物が人間を一番殺しているのか...? ビル&メリンダ・ゲイツ財団がまとめた驚きの結果
http://www.huffingtonpost.jp/2017/11/11/don_a_23273992/
この記事内に元記事へのリンクがある。

Why I'd Rather Cuddle with a Shark than a Kissing Bug
By Bill Gates | October 10, 2016
https://www.gatesnotes.com/Health/Most-Deadly-Animal-Mosquito-Week-2016

2015年の世界の殺人動物による死亡者数(上記のサイトから)

Animal動物死亡数備考
1Mosquito830,000マラリアで1分に1人子供が死亡
2Human人間580,000殺人40万9千、戦争17万2千
3Snakeヘビ60,000神経毒
4Sandflyスナバエ24,200噛まれると寄生虫媒介
5Dog17,400主に狂犬病媒介
6Kissing bugサシガメ8,000中南米特有、シャーガス病媒介
7Freshwater snail淡水巻貝4,400噛まれる(!?)と条虫・吸虫媒介
8Scorpionサソリ3,500致死毒を持つ種は少ない
9Tsetse flyツエツエバエ3,500噛まれると寄生虫媒介
10Ascaris roudworm回虫2,700汚染飲食物から感染
11Tapewormサナダムシ1,600何年も無症状のことあり
12Crocodileワニ1,000噛んで潜って溺れさす
13Hippopotamusカバ500ボートを転覆して溺死あり
14Elephantゾウ100集落を夜襲する
15Lionライオン100群れで集落を襲うことあり
16Bee60スズメバチは入らない?
17Tigerトラ50喉元を狙う
18Jellyfishクラゲ40ショックの後溺死
19Wolfオオカミ10頭と顔を噛む
20Shark6人は年間1億の鮫を漁獲

元記事に注釈してあるように、誤差の範囲は大きいことに注意したい。
蚊・犬・サシガメのように、病原体を持たない本体には殺傷力のない(犬は違うか?)ような動物を、この勘定に入れてよいのか疑問に思う。
またこれをみて猫派が、ほら見たことか猫は無害だと大笑いしそうだが、猫も狂犬病になるし、トキソプラズマも媒介するはずだ。
突っ込みどころは突っ込まないで、細かいことは気にしないで承知して見よう。

二週間前のことだったが、姪がサソリに刺された。
農場の部屋のベッドに備え付けのクッションがやわらかすぎるからと、クッションを床に直に敷いて寝たのだが、サソリはふくらはぎをよじ登っていたところで、眠っていて無意識に手で払おうとしたらしく、ふくらはぎだけでなく指も刺された。

サソリに刺されたのは初めてで、その他のクモとかヘビとかに刺されたこともなく、当然といえば当然なのだが、これまでに経験したことのない痛みだった。
刺された場所はふくらはぎでも、脚全体がいっせいに痛く感じたと言う。

夜間、家族が運転する車で病院を回ったのだが、そもそも全ての病院が血清を備えているのでなく、子供と老人でないから、2日経てば痛みはなくなるから心配ないと、痛み止めを処方されただけだった。
刺されてから15時間位経ってから見せてもらったのだが、赤く少し膨らんでいたが、思ったより腫れていなかった。
手でいじらなかったらそのまま脚から降りてどこかへ行ってしまったのではないか、とは思ったものの、顔などを歩かれているときに触っていたらよけい酷いことにもなっただろう。

生け捕りはできなかったが、捕まえたサソリの写真を載せよう。
サソリが入っているカップ容器は底に300mlと書いてあるから大きさを想像してほしい。


日本にはサソリは生息しないから、大きさを想像することが難しいと思う。
形がエビに似ているから、なんとなく天丼のクルマエビの大きさを想像していたが、実際はもっとずっと小さい。
エビで言えば、桜エビより少し大きいくらいだろうか。
実際にサソリがクルマエビの大きさだったら大変だろう。
どこかアジアにサソリを食する国があって、世界のルポのような番組でサソリの串焼きを売っている屋台を見たことがあれば、その大きさがわかるだろう。

痛い脚を抱えながら心配になったからネット検索をしたと言って、多少の知識を教えてくれた。
それに加えて聞いたことのあるサソリについての知識、というか言い伝えのようなものをここに書いておこう。
注意しておくが、以下は真実であるか全く確証がないので、これを信じて勝手に自己治療などしないように、筆者は一切責任を持たない。
  • 建築材料が乱雑に放置された庭のような、隠れ家の多い環境を好む。
  • サソリの好物はゴキブリなので、ゴキブリ駆除はサソリ避けになる。
  • ニワトリはサソリを好んで食べるので、庭にニワトリを飼うとサソリ駆除になる。
  • サソリの仲間は(世界で?)数十種あるのだが、ブラジルには簡単に言って、黄色、茶色、黒色があって、今回刺された茶色は一番毒が弱い。
  • 少なくとも毒が弱いとされる茶色のサソリは刺されても、子供や年寄りでなければ心配する必要はない。
  • 体が小さいサソリは大きいものより防御のために毒が強い。
  • サソリの多い場所に住む人は、放置してあった靴を身につけるとき、中にサソリ(やクモなどが)が入っていないかよく確かめてから履く
  • 一匹を見つけて殺すと、必ずそのあたりに連れ合いのもう一匹がいるはずである。
  • サソリに刺されたら、刺したサソリを捕まえでアルコール漬けにして、そのアルコールを刺された部所につけると治るのが早い。

さて、刺されてから一週間後に姪は、触るとまだ少し痒いと言っていた。

0 件のコメント:

コメントを投稿