各地で教会の前の道路に着色したおがくずなどで宗教画を描き、聖体の行列が行われた。
セマナ・サンタ(聖週間)について書いたものに少し付け加える。
このときはカーニバルから復活祭までを一連のキリスト教関係の移動祝日としたのだが、復活祭の後もいくつかあるのだ。
下に一覧表にしてみた。
ブラジルで任意休日(ponto facultativo)になっている日と、特に休日になっていない日がある。
任意といっても、事実上は休日と変わらない。
行事 | 日の決まり方 | 2012年 | 休日種類 |
---|---|---|---|
カーニバル Carnaval | 週末から 灰の水曜日前日4日間 | 2月20-21日月火曜日 | PF |
灰の水曜日 Quarta-feira de Cinzas | 復活祭46日前 の水曜日 | 2月22日水曜日 | 14時までPF |
四旬節 Quaresma | 灰の水曜日から復活祭前日 | ||
枝の主日 Domingo de Ramos | 復活祭7日前 の日曜日 | 4月1日日曜日 | |
聖週間 Semana Santa | 枝の主日から 復活祭前日 | ||
キリスト受難日 Paixão de Cristo | 復活祭の2日前 | 4月6日金曜日 | PF |
復活祭 Páscoa | 北半球春分の次の 満月の次の日曜日 | 4月8日日曜日 | |
ペンテコステ Pentecostes | 復活祭の49日後 の日曜日 | 5月27日日曜日 | |
キリスト聖体の日 Corpus Christi | 復活祭の60日後 の木曜日 | 6月7日木曜日 | PF |
と連なるキリスト教行事の日付は、毎年、天体の月の動きに応じて移動する。
2013年12月14日追加
ポルトガル語でクアレズマ quaresma と呼ぶ四旬節は、ポルトガル語の序数、「第40の」クアドラジェジマ quadragésima (形容詞の女性活用形)、元のラテン語ではアクセントがないだけのquadragesimaが語源になっているという。ということは四旬節は40日でなければならない。
日本語でもその意味である。
日数計数については、wikipediaのLentにカレンダーを使って説明してあるのがわかりやすい。
四旬節の期間について、このブログに1年半にわたり、誤った情報をのせていたことがわかった。
上の表は正しくなっている。
ここで訂正しておわびいたします。
40という数字は聖書をみると特に意義のある数字である。
イエスが荒野で断食してサタンの誘惑と戦ったのが40日間であった。
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