Fraude com cartão de crédito cresce 327% em SP nos últimos dez anos
http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2013/10/fraude-com-cartao-de-credito-cresce-327-em-sp-nos-ultimos-dez-anos.html
Instituto de Ensino e Pesquisa (Insper)が発表した、サンパウロ市の犯罪の変遷は次のような結果だ。
サンパウロ市民の半数は、何らかの犯罪や暴力の被害者であった。
暴力を伴う犯罪(crimes violentos)はこの10年間で減少しているが、反対にコンピュータなど電子的犯罪(crimes eletrônicos)は増加した。
クレジットカード詐欺(fraude com cartão de crédito)は、最も増加した犯罪だ。
Nicolau Spohr氏は、クレジットカードを使おうとしたら、カード会社から停止処置がなされていて、支払いができなかった。
「カードがクローンされ、海外で買い物された。1400レアルを使われた。」
「犯罪者は、反撃を受けるおそれのある、被害者と直接接触のある暴力犯罪より、被害者と直接顔を合わすことのない、しかもより実入りの多く、より安全に実行できる電子的犯罪を好むようになった。」
調査担当コーディネーターのNaercio Menezes Filho氏は説明する。
クレジットカード詐欺は、過去10年間で+327,5%増加した。
空き巣のように被害者と直接接触のない窃盗をポルトガル語ではfurtoというが、これは過去10年間で+81,5%増加した。
被害者と直接接触のある強盗をrouboというが、こちらは10年間で-13,8%減少している。
窃盗は、「他人の財物をひそかに盗み取ること」と国語辞典にあり、英語ではtheftとなっている。
世界中で人気の、まあ日本では「洋ゲー」である GTA - Grand Theft Auto は、重窃盗ということで、運転手を銃で脅したりしないで、止めてある車をこっそりと盗むのか。
ゲーム内容となんか違う気がする。
grand theft 重窃盗とは、ただの窃盗より手口が荒っぽい窃盗を指すと思って調べてみたのだが、普通の窃盗より金額が多いものを重窃盗というようだ。
アメリカ合衆国では、自動車・家畜・銃器の窃盗の場合金額に関係なく重窃盗となる州が多いようである。
GTAの次に来るのはGTB - Grand Theft Bovine 牛泥棒 なんてゲームはできないだろうな。
強盗は、「暴力や脅迫などの手段で他人の金品を奪うこと」と国語辞典にあり、英語ではrobberyがあてられている。
スリの場合はどちらなのだるうか、被害者が気づいていないから、強盗とはいえないだろうが、被害者と直接接触はあるから、furtoともいえないようで、よくわからない。
日本には結構いそうな、天才的な技を持つスリは、荒っぽいブラジルにはまずいないから、相当する訳語がなくても困らないのだろう。
電子的犯罪では罰を受けることが少ない(impunidade)ことも、この種の犯罪が増加した要因となる。
インターネット犯罪は直接接触つまり暴力を伴わないため、罰が比較的軽くてすむ。
せいぜい1、2年で、うまく行けば刑務所入りを免れる。
10年に渡り1万1千人にインタビューした当調査は、警察で記録される事件統計を調査対象にしなかった。
だから被害者が警察に犯罪届を出さない事件も、当調査にはカウントされていることになる。
この記事での中に少し表現の食い違いがあるのだが、最後にNaercio氏はこう結んでいる。
「暴力事件が減少しているのにかかわらず、市民の間に安心感が増えていないのはなぜか。
サンパウロ市民の約半分は、"roubo"の被害者で、ひどいトラウマをもたらす状況を経験した。
トラウマは一生つきまとうことが多い。
暴力事件が少ない環境で育った若い世代が大多数になってこなければ、治安が改善したという実感はわかないだろう。」
記事の最初では、(市民の半数が)"já foi vítima de algum crime ou violência"「何らかの犯罪か暴力の被害者」と言っているのに、最後では、"já sofreu roubo e muitas vezes em situação traimática"「しばしばトラウマを伴う強盗(roubo)の被害者」となっているので、どうなのかわからない。
昔サンパウロ市内のバスターミナルで、ポケットに後ろから不意に手を突っ込まれて財布を取られそうになった私は、やはり「何らかの犯罪か暴力の被害者」に含まれるのだろうか。
路上に落ちたサイフをもし泥棒に持って行かれていたなら、肉体的接触があったのだから、rouboの被害者といえる。
トラウマとはいかなくても、忘れることはきっとないと思う。
まだある。
「カードを使って、航空券を買いましたか?」とクレジットカード会社から電話がきたことがあった。
買ってない。
「1200レアルの小切手を振り出しましたか?」と銀行から電話がきたこともあった。
その番号の振出小切手の金額は30レアルくらいだったと思う。
後で銀行に小切手のコピーを見せてもらったが、金額をうまく偽造してあった。
両方とも実損害はなかった。
今まで経済的損害はないといえ、私も犯罪の被害者といえる。
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