「お年寄りは銀行で強盗ひったくりの被害に遭いやすい」
防犯カメラが写した集団ひったくりの場面では、3人が年配の被害者の後ろから近づき、一人が被害者に後ろからぶつかり、一人が被害者の注意をそらすために宝くじ券をばらまき、一人が被害者のポケットから財布を奪うという分業で盗みを働いた。
被害者が我に返ったときには、犯人共はすでに画面外へ消えていた。
同じ記事で、街を歩く人を観察しながら、警察官が銀行から出る時、街を歩く時の注意点をあげていた。
一般的注意
- なるべく一人で銀行へ行かない。
- 自分の周囲への注意を怠らない。
- 一時に多額を下ろさず、大金を持ち歩かない。
- 歩きながら札を勘定しない。
- 財布を手に持って他人から見えるようにしない。
女性あるいはバッグを持った人
- 財布はバッグに入れて体に密着して持つ。
- バッグは体の後ろに回したり、腕にぶら下げたりしないで、脇の下に抱え、片手で吊り帯をつかむ。
- 透明なバッグは避け、バッグの口をきちんと閉じる。
フォーマルなズボンの男性
- 後ろ(尻)ポケットに財布を入れ、付いているならボタンを掛ける。
- 前(脇)ポケットは開口部が広いので、後方から手を突っ込まれて中の物を取られる可能性が高い。
交通量の多い道路を運転するときは、バックミラーを見ながら走る。
人ごみの中を歩くときもこれと同じだ。
バックミラーを使う代わりに、後ろに怪しい人物がついてきていないかときどき振り向いて確かめながら歩くのが安全だ。
私に一回ある盗難未遂事件は、はるか昔サンパウロで起きた。
一人で市内バスターミナルで乗り場を探してうろうろしていた。
二日酔いでかなりぼうっとしていた。
財布は前(脇)ポケットに入れてあった。
こういったつけ入られる条件が一杯の時に、後ろからポケットに手を突っ込まれて財布を取られそうになった。
たまたま財布は地面に落ちたのですぐ拾ったのだが、まわりにいた数人は何も知らないような顔をしていた。
集団ではなかったので、このうち一人が犯人だったのだろうが、しくじったので何くわぬ顔をしていたのだろう。
あの頃のブラジルは今よりもずっと平和だった。
武器は少なかったし、クラックなどという危険なドラッグもなかった。
(30/11/2011 Globo Jornal Hoje http://g1.globo.com/videos/jornal-hoje/t/edicoes/v/idosos-sao-as-principais-vitimas-dos-bandidos-nas-agencias-bancarias/1714367/から)
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