2014年10月15日

2014/15年のブラジル夏時間

14/10/2014 11h43 - Atualizado em 14/10/2014 12h52

今度の夏時間は(期間は昨年の夏時間より)1週間多いが、電気節約量は少ない見込み
Horário de verão terá uma semana a mais e menos economia de energia

http://g1.globo.com/distrito-federal/noticia/2014/10/horario-de-verao-tera-uma-semana-mais-e-menos-economia-de-energia.html

上のリンクを見れば、2014/2015年夏季のサマータイムが図解でよくわかる。
以下は要点である。

夏時間入りは2014年10月19日午前0時、つまり18日土曜日から19日日曜日になる深夜0時に、時計の針を1時間進めて午前1時にする。
夏時間明けは2015年2月22日午前0時、つまり21日土曜日から22日日曜日になる深夜0時に、時計の針を1時間戻して午後11時にする。

2014/15年ブラジル夏時間の終了日は、カーニバル事項が適用される。
つまり、2015年2月の第3日曜日は2月15日で、通常年だったら夏時間終了日となるのだが、この週末はカーニバルと重なるので、夏時間終了はさらに一週間先に延ばされて、第4日曜日の2月22日になる。
カーニバルと重ならない通常である2月第3日曜日が夏時間終了日であっても、カレンダーの曜日のずれにより夏時間期間が126日になる年はあるが、2014/15年ブラジル夏時間の期間は126日で、昨季、一昨季の119日より一週間長い。

夏時間入りする州は、2013/14年と同じで、10州と連邦区、
南部3州 = リオ・グランデ・ド・スル(Rio Grande do Sul)、サンタ・カタリーナ(Santa Catarina)、パラナ(Paraná)の3州
南東部4州 = サン・パウロ(São Paulo)、リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro)、エスピリト・サント(Espírito Santo)、ミナス・ジェライス(Minas Gerais)
中西部3州と連邦区 = マット・グロッソ・ド・スル(Mato Grosso do Sul)、マット・グロッソ(Mato Grosso)、ゴイアス(Goiás)、連邦区(Distrito Federal)
である。

なぜ電気節約料が少なくなるか。

その名のごとく乾季は雨が少ないのだが、今年は特に南東部の一番人口の多い地方でダムの貯水量が危機的と言ってよいくらい少なく、貴重な水のストックは、ある程度水力発電用を犠牲にしてまで生活用水のために節約しなければならない。
そのためには各地の火力発電所を最大発電能力で運転している。
よく知られているように、火力発電のコストは水力発電より大きいため、2014年の乾季から2014/2015年の夏の平均発電コストは、当然昨年より高くなっている。
それが昨年夏季2013/14年と比較して、夏時間の期間は長いが、電力節約料が少なくなる理由だ。

ブラジルの原子力発電所は影が薄いが、リオ・デ・ジャネイロ州アングラ・ドス・レイス(Angra dos Reis)の一つだけである。

夏時間入り一週間を切ったので、ウィンドウズパソコンの「日付と時刻の調整」パネルはお知らせを出している。

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