Ibérico, -ca イベリアの〔人〕;イベリア半島の
地図帳の日本地形図を開いて、半島を並べあげる。
- 知床半島
- 根室半島
- 積丹半島
- 渡島半島
- 下北半島
- 津軽半島
- 男鹿半島
- 牡鹿半島
- 能登半島
- 房総半島
- 三浦半島
- 伊豆半島
- 紀伊半島
- 国東半島
- 大隅半島
- 薩摩半島
あまり半島と意識したことがないものある。
小さいか、形状が半島らしくないからである。
- 知多半島
- 渥美半島
- 丹後半島
- 島根半島
- 佐多岬半島
カリフラワーのような形状の、下にあげる細かい半島がくっついている場所自体が大きな半島ではないのか?
- 東松浦半島
- 北松浦半島
- 西彼杵(にしそのぎ)半島
- 長崎半島
- 島原半島
一方で、ブラジルの海岸線はどうか。
これまで探したことがなかったが、意識して探してみても見つからない。
詳しい地形図がないから見つからないだけかもしれないが、普段から天気予報その他で「半島」という単語を聞くことがないから、日常的にそう呼ばれる地名・地方名がブラジルには存在しないということだろう。
日本列島と比較すると海岸線が驚くほど単調なのである。
だからこそ、延々と見渡しても終りが見えないような雄大な砂浜があったりするのだ。
日本の砂浜が箱庭のように見えてしまう。
ゴンドワナ(Gondwana)大陸がアフリカ大陸と南アメリカ大陸とに割れたときの境界面だから、そんなに海岸線が複雑になりようがないのだろう。
結局半島と呼ぶ必要がある場所はどういった特徴があるのか。
例えばイタリアのようなところは、「半島地方」、「平野地方」とか「アルプス地方」と区別して呼ぶのかもしれない。
いろいろな市町村や国が中に含まれていて、しかも半島がくっつく大陸部と区別したい時にわざわざ「半島」と呼ぶのであろう。
ポルトガル語辞典を見ると、大文字から始めて特定する単語を付けずに単に"Península"というと、イベリア半島(=Península Ibérica)のことをさすようである。
スペインとポルトガルを他のヨーロッパと区別するときに使える。
イベリコ豚とか、イベロアメリカといった場合である。
スペインの航空会社はポルトガルから許可をもらったわけではないだろうが、勝手にイベリア航空と称しているのだろうか。
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