銃器の威力は発射時に放出される運動エネルギー量(força cinética)で規定されて、今までは407ジュール(joules)までの銃器が許可されていた。
下の表で網をかけた銃種である。
日本語の名称 | nome em português | 口径 | 運動エネルギー(J) |
---|---|---|---|
リボルバー32 | revólver 32 | 0.32" | 175 |
リボルバー38 | revólver 38 | 0.38" | 391 |
ピストル38 | pistola 380 | 0.380" | 300 |
ピストル40 | pistola 40 | 0.40" | 676 |
ピストル9x19mm | pistola 9x19mm | 9mm | 610 |
半自動カービン銃40 | carabina semiautomática 40 | 0.40" | 800 |
半自動カービン銃9mm | carabina semiautomática 9mm | 9mm | 600 |
小銃 T4 | fuzil T4 | 5.56mm | 1320 |
口径(en. caliber キャリバー, po. calibre カリブレ)は、銃口の内径で、インチの場合はその百分の一を一単位として例えば38口径、書くときはコンマがついて.38のようになる。
ポルトガル語で小数点はコンマ(,)であるが、この場合は小数点であっても日本語や英語と同じくピリオド(.)を使うようである。
ポルトガル語では例えば上表1番目の38口径は、レボルヴェル(・カリブレ)・トリンタ・イ・オイト。
カリブレを省略しても通じる。
ピストルの場合にポルトガル語でカリブレ38でなく380となるのは、多分モデル名から来る慣習だと思われる。
リボルバーは弾倉が回転するもの、ピストルは弾倉がマガジン式のものと理解している。
口径がメートル法だったら、ミリメートルが単位となる。
数字が並列するのは、口径×薬莢長
新しい基準ではこの限界値が、約4倍の1,620ジュールまでにも増える。
上表の網掛けだけでなく、全部がこの限界値に収まってしまう。
表の中では一番下にある最強の小銃T4は、軍隊でも使用されるアサルト・ライフルであるらしい。
T4はブラジル製造のモデル名である。
新しく市民の所有が許可される可能性のある銃器にある、カービン銃はライフルより銃身が短い小銃である。
批判の多いこの政令については、小銃や自動・半自動の銃器は市民には許可されない、最終的な銃種は防衛省が検討して決定するということなので、まだかなりの変更が加わると思われる。
(放送局Globoのポータルの、2019年5月20日付ニュース記事を参考にした。)
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