2019年1月6日

安室、Amro、AMLO

普通の日本人、昭和から平成の?日本人にアムロと聞いて何を想像するかと問えば、安室奈美恵と答えると思う。

一部のブラジル人、私自身が口座を持っていたから特に連想するのかもしれないが、amroと聞くと、ブラジルの金融界において、現在はスペインのSantander銀行と合併して名前がなくなった、オランダのABN Amro銀行のことかなと思う。

最近新しいのが出てきた。
昨年2018年12月1日に就任したメキシコの新大統領アンドレス・マヌエル・ロペス・オブラドール(Andrés Manuel López Obrador)大統領の名前が、スペイン語の記事では頭文字をとってAMLOと表記されているものがある。
メキシコ人にアムロは誰と聞いたら、大統領と答えるだろう。

ブラジルにも報道記事の中では頭文字で表現された大統領、FHCつまりFernando Henrique Cardoso(任期 1995-2002)がいた。
二代前にFernando Collor de Melloと、同名フェルナンドが存在した(彼はコロル大統領と呼ばれていたが)のと、カルドーゾはかなりありふれた名字であることが理由だろうが、記述でなく発声される場合には、プレジデンテ(チ)・フェルナンド・エンリケ(エンヒッキと聞こえるが)・カルドーゾとフルネームで呼ばれることが多かったように思う。

メキシコの大統領絡みの略称で、もう一つ印象に残るのがある。
彼の所属政党、国家再生運動(Movimiento Regeneración Nacional)であるが、略称は3つの単語からそれぞれの初めの二文字をとって、MORENAというのである。
モレナまたはモレーナとは、特にブラジルでは褐色の肌の女性のことである。

国家再生運動についてのWikipediaポルトガル語版も英語版も、「メキシコの守護聖人であるグアダルーペの聖女(Nuestra Señora de Guadalupe)を暗示している」と書いてある。
英語版では"Tanned Virgin (Mary)" Our Lady of Guadalupeと注釈してある。
しかし、スペイン語版にその記述が見つからないのは不思議である。

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