ポルトガル語で「パチネッチ(patinete)」という玩具とも乗り物とも言えるものがある。
さてこれは日本語で何と言うのだろうか?
この物の名前を日本語で呼んだことも、これについて日本語で書かれた文を読んだこともないのに気づいた。
ようやく調べたら、英語でscooterとか、kick scooterと言われるらしい。
scooterには動力付きと動力無しがあるようだ。
日本語では少し複雑で、キックスクーターは英語から直接の導入語で、キックスケーターは和製英語、キックボードは商品名とか、ややこしい。
「現代ポルトガル語辞典」白水社(1996)では、見出し語patineteは、
男性名詞 [子供用の、片足で地面を蹴って進む]スクーター
とある。
しかし、ニュースで解説していたが、
サンパウロでは、o patinete(男性名詞)
ベロ・オリゾンテでは、a patinete(女性名詞)
と異なるそうで、これも方言の一種だろう。
Wikipediaポルトガル語版には、o patineteと書いてある。
そして、聞いたことはなかったが、ポルトガルのポルトガル語ではtrotinetaと呼ぶのだそうだ。
日本語の呼び方のようにややこしい。
さてこれがサンパウロのようなブラジルの大都市内の、手軽な交通手段になっているとニュースに取り上げられた。
企業が多数購入して、契約ユーザーがシェアリングできるスマートフォンのアプリと共に提供するのだが、ユーザー自身が購入したり持ち運ぶ必要がないことから、最近9ヶ月足らずの新しいものであるのに、爆発的に広がっているという。
自分で蹴って漕ぐタイプではなく、充電式のモーター付きであるから、スピードはそこそこ速く、しかも疲れない。
このような子供が遊びに使っている、半分はおもちゃにみえるのだが結構スピードが出る物が、町中にはびこるとどういうことになるか。
歩行者との接触事故や、転倒事故が増える。
歩道へ乗り上げるところやマンホール設置の段差では、注意散漫でスピードを出していると、車輪径が小さいだけに乗り越えられなくて、すぐに転倒する自損事故が起きる。
なにぶん新しいものだから、法制が追いついていかない。
国の交通局(Departamento Nacional de Trânsito)は、歩道を走行するときは時速6キロ、自転車レーンを通行するときは時速20キロと定めている。
最近サンパウロ市は独自に市法を作り、ヘルメット着用を義務づけ、歩道上の通行を禁止して、自転車レーンと普通車の最高時速が40キロである道路の通行を認め、最高速度を時速20キロと定めた。
サンパウロでは全ブラジルに先駆けて、パチネッチを歩道から締め出し、車道へ追いやったのである。
なおブラジルで動力付きのこれを、公道で運転するのに免許は不要である。
2019年5月19日
2019年5月2日
薬漬け借金地獄にあえぐベネズエラ
日本が平成から令和への代替わりに熱狂していたころ、南アメリカのニュースはベネズエラに集中していた。
どちら側も自分が正統な政権だと考えているし、だから呼び方には困るのだが、一応継続していることからニコラス・マドゥロ(Nicolás Maduro)大統領側を政府側、フアン・グアイド(Juan Guaidó)宣言大統領(presidente auto-proclamado)側を反政府側とここでは呼ぶ。
メーデー予定より一日前倒しされたと言われる4月30日の中途半端な蜂起の後、両者の不可解な数時間にわたる消息不明があってから、夜になって両者は再び表に現れて、それぞれの立場から表明をした。
5月1日は一見元に戻って反乱側は毎日街路で示威行動を進めていくようだし、マドゥロの演説は相変わらず威勢がよい。
しかしまさに中途半端に終わった原因であるベネズエラ軍の内部状況、正確に言えば司令部に対する忠誠度が微妙に綻んでいるようなのである。
多くの反乱側大衆や世界のマスコミが勘違いする元となった、グアイドの「行動を起こせ」声明では、彼の両側に軍服が何人も並んでいた。
米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官、ジョン・ボルトン(John Bolton)国家安全保障問題担当大統領補佐官などは十分な確信を持って、「ベネズエラの三権や軍部の一部などの説得によって、後少しのところでマドゥロのキューバへ亡命の瀬戸際まで追い込んだのに、土壇場でロシアが出しゃばって亡命を思いとどまらせた」と発表した。
米国の情報によると、2万5千人ものキューバ軍兵力がベネズエラ国内に駐留しているらしい。
もちろんロシアは関与を否定した。
でもロシア軍用機のベネズエラ国内での駐機が確認されているし、ベネズエラの舞台裏では米露交えて陰謀が渦巻いているとみえる。
しかし消息不明から戻ったマドゥロの声明では、彼と同席した多数の軍将官は、軍部の政府への忠誠を表明していた。
活字にはならないが、放送で口頭で伝えられた情報が興味深い。
マドゥロは定員より2千人も多い将官を任命して、高い給料を支払っているだけでなく、そのうちの多くの者が麻薬と武器の密売に関わって懐を肥やすのを認めている。
それだけでなく、上納金のように吸い上げた不正資金が選挙運動費用に使われているという。
自分でやっていなくても、これは薬漬けだ。
取引に関わっているのだから、自分ひとりでふけって勝手に破滅する常用者より質(たち)が悪い。
密売に関わって甘い目をみている軍将官は、政権が替わって米国へ引き渡され密売で裁かれるのを何よりも恐れているから、命をかけてマドゥロ政権を支える動機が極めて強く、軍の士気は高まる。
ベネズエラにくっついているのはロシアやキューバだけではない。
ロシアやキューバはあまり金を持っていないが、中国は余裕がある。
そして反米産油国からできるだけの果実を収穫しようと、中国はベネズエラ政府に大きく投資して貸しこんできた。
当然中国にとっては、政府が替わってしまって、「あれは馬鹿な前政権がやったこと」などと返済を渋られたらかなわない。
だから制裁をかいくぐっても、マドゥロ政権を支持しなければならない強い動機がある。
2019年4月30日の騒動では、25名のベネズエラ軍兵士がカラカスのブラジル大使館に亡命を申請した。
彼らのうち最高位が中尉であるというから、まだまだ将軍たちは体制側についている。
ベネズエラと接するブラジル・ロライマ州パカライマ国境で、ベネズエラ政府が一方的に国境を閉鎖して二ヶ月位経つが、一日あたり約250人だったブラジルへの亡命あるいは一時滞在を求めるベネズエラ市民は、この4月30日一日だけで約850人と急増した。
これからのベネズエラの行方はひとえに、グアイド側の民衆がどれだけ、マドゥロによる恩恵をそれほど受けていなくて不満を持つ下士官や兵士、それから密輸に手を染めていない正義の将官を説得して軍勢力を分裂して、反政府側に加勢させることができるかにかかっているだろう。
どちら側も自分が正統な政権だと考えているし、だから呼び方には困るのだが、一応継続していることからニコラス・マドゥロ(Nicolás Maduro)大統領側を政府側、フアン・グアイド(Juan Guaidó)宣言大統領(presidente auto-proclamado)側を反政府側とここでは呼ぶ。
メーデー予定より一日前倒しされたと言われる4月30日の中途半端な蜂起の後、両者の不可解な数時間にわたる消息不明があってから、夜になって両者は再び表に現れて、それぞれの立場から表明をした。
5月1日は一見元に戻って反乱側は毎日街路で示威行動を進めていくようだし、マドゥロの演説は相変わらず威勢がよい。
しかしまさに中途半端に終わった原因であるベネズエラ軍の内部状況、正確に言えば司令部に対する忠誠度が微妙に綻んでいるようなのである。
多くの反乱側大衆や世界のマスコミが勘違いする元となった、グアイドの「行動を起こせ」声明では、彼の両側に軍服が何人も並んでいた。
米国のマイク・ポンペオ(Mike Pompeo)国務長官、ジョン・ボルトン(John Bolton)国家安全保障問題担当大統領補佐官などは十分な確信を持って、「ベネズエラの三権や軍部の一部などの説得によって、後少しのところでマドゥロのキューバへ亡命の瀬戸際まで追い込んだのに、土壇場でロシアが出しゃばって亡命を思いとどまらせた」と発表した。
米国の情報によると、2万5千人ものキューバ軍兵力がベネズエラ国内に駐留しているらしい。
もちろんロシアは関与を否定した。
でもロシア軍用機のベネズエラ国内での駐機が確認されているし、ベネズエラの舞台裏では米露交えて陰謀が渦巻いているとみえる。
しかし消息不明から戻ったマドゥロの声明では、彼と同席した多数の軍将官は、軍部の政府への忠誠を表明していた。
活字にはならないが、放送で口頭で伝えられた情報が興味深い。
マドゥロは定員より2千人も多い将官を任命して、高い給料を支払っているだけでなく、そのうちの多くの者が麻薬と武器の密売に関わって懐を肥やすのを認めている。
それだけでなく、上納金のように吸い上げた不正資金が選挙運動費用に使われているという。
自分でやっていなくても、これは薬漬けだ。
取引に関わっているのだから、自分ひとりでふけって勝手に破滅する常用者より質(たち)が悪い。
密売に関わって甘い目をみている軍将官は、政権が替わって米国へ引き渡され密売で裁かれるのを何よりも恐れているから、命をかけてマドゥロ政権を支える動機が極めて強く、軍の士気は高まる。
ベネズエラにくっついているのはロシアやキューバだけではない。
ロシアやキューバはあまり金を持っていないが、中国は余裕がある。
そして反米産油国からできるだけの果実を収穫しようと、中国はベネズエラ政府に大きく投資して貸しこんできた。
当然中国にとっては、政府が替わってしまって、「あれは馬鹿な前政権がやったこと」などと返済を渋られたらかなわない。
だから制裁をかいくぐっても、マドゥロ政権を支持しなければならない強い動機がある。
2019年4月30日の騒動では、25名のベネズエラ軍兵士がカラカスのブラジル大使館に亡命を申請した。
彼らのうち最高位が中尉であるというから、まだまだ将軍たちは体制側についている。
ベネズエラと接するブラジル・ロライマ州パカライマ国境で、ベネズエラ政府が一方的に国境を閉鎖して二ヶ月位経つが、一日あたり約250人だったブラジルへの亡命あるいは一時滞在を求めるベネズエラ市民は、この4月30日一日だけで約850人と急増した。
これからのベネズエラの行方はひとえに、グアイド側の民衆がどれだけ、マドゥロによる恩恵をそれほど受けていなくて不満を持つ下士官や兵士、それから密輸に手を染めていない正義の将官を説得して軍勢力を分裂して、反政府側に加勢させることができるかにかかっているだろう。
2019年4月21日
その後のキューバ人(医師)
題名に(医師)と、括弧を付けたのには意味がある。
昨年まではブラジル国内の医師資格を所持していなくても、プログラムの効力によって、ブラジル国外で取得した資格のみで医師として、主に過疎地域の住民を診療してきたキューバ人は、現在はブラジルで医療行為ができないからである。
労働者党(PT)政権が2013年に始めた「もっと医者を」プログラムは、2019年1月就任の赤嫌いボルソナロ大統領が、キューバ政権と袂を分かつために中止したものだが、その後の情報が最近報道されたので記しておく。
プログラムが中止された2018年12月の時点で約8千5百人いたキューバ人医師は、本国へ帰国か、ブラジルで医師以外の仕事に就きながら資格有効化試験に合格してブラジルの医師資格を取得するかの選択を迫られた。
2019年4月18日のGlobo局報道によると、8千5百人の内、2千人ほどのキューバ人は本国に帰国せずにブラジルで生活していく道を選択した。
帰国組76%、居残り組24%という割合であった。
4人に1人が居残りとは、なかなか高いのではないか。
サンパウロ市から西方へ約100キロの地点にソロカバ(Sorocaba)市がある。
この町に今年キューバ風バーができた。
キューバ風に飾った飲み屋で、キューバ音楽をかけて、キューバのドリンクや料理を供する。
料理人もウェイターも従業員は皆、元キューバ人医師であるのが特徴だ。
元キューバ人医師がバンドを組んでキューバ音楽を奏でたら完全だったろうが、ミュージシャンはいなかったようである。
ブラジルでは一般化して、アプリカチーヴォ(aplicativo)の運転手と呼ばれる、Uberなど配車アプリのドライバーになった人もいれば、エステサロンでエステティシャンになった人もいる。
いずれにしても昨年まで、診療所で治療をしてあげた元患者たちが、お客としてついてくれるようで、慣れない職業についたのだが客が全然来ないという、苦しい状況ではないように見受けられる。
そして誰もがブラジルでの医師資格取得を目指して、難関の医師資格有効化試験への勉強にも励んでいるようである。
ボルソナロ政権のもとで、キューバ人医師の抜けた穴をブラジル人医師で補充しようと、昨年12月には募集採用が行われ、新卒無経験の医師までかき集めた形で定員をほぼ充足したのであった。
それから3ヶ月経ったのだが、約1千5百人の新任ブラジル人医師は、早くもポストを辞退して、特に過疎地の診療所で医師不足になっているところがある。
資格を取って欠員補充に応じさえすれば、キューバ政府に報酬のピンハネをされることなく、まるまる自分の収入になるのだから、試験勉強にも身が入るはずである。
マスコミが絵になる映像を求めて、ヤラセや仕込みをすることは洋の東西を問わないから、これも作られた映像だろうと思って見ていたのであるが、壁に吊るされた、"Dr.〇〇"とネーム刺繍の入った白衣と聴診器を背景にして、分厚い本を開いて試験勉強に励む姿には、悲壮感はない。
しかしながら、報道によると現在のところ、ブラジル政府は次回の試験の予定を発表をせず、時期は不定のままである。
家族をキューバに置いてきた男性は、インターネット上のメッセージアプリで幼い子供を見て、会えるのは8年経ってからと言った。
キューバ政府の帰国命令に従わずにブラジルに居残ったキューバ人(医師)は、8年の禁止期間を経た後でないと本国へ帰国できないそうである。
昨年まではブラジル国内の医師資格を所持していなくても、プログラムの効力によって、ブラジル国外で取得した資格のみで医師として、主に過疎地域の住民を診療してきたキューバ人は、現在はブラジルで医療行為ができないからである。
労働者党(PT)政権が2013年に始めた「もっと医者を」プログラムは、2019年1月就任の赤嫌いボルソナロ大統領が、キューバ政権と袂を分かつために中止したものだが、その後の情報が最近報道されたので記しておく。
プログラムが中止された2018年12月の時点で約8千5百人いたキューバ人医師は、本国へ帰国か、ブラジルで医師以外の仕事に就きながら資格有効化試験に合格してブラジルの医師資格を取得するかの選択を迫られた。
2019年4月18日のGlobo局報道によると、8千5百人の内、2千人ほどのキューバ人は本国に帰国せずにブラジルで生活していく道を選択した。
帰国組76%、居残り組24%という割合であった。
4人に1人が居残りとは、なかなか高いのではないか。
サンパウロ市から西方へ約100キロの地点にソロカバ(Sorocaba)市がある。
この町に今年キューバ風バーができた。
キューバ風に飾った飲み屋で、キューバ音楽をかけて、キューバのドリンクや料理を供する。
料理人もウェイターも従業員は皆、元キューバ人医師であるのが特徴だ。
元キューバ人医師がバンドを組んでキューバ音楽を奏でたら完全だったろうが、ミュージシャンはいなかったようである。
ブラジルでは一般化して、アプリカチーヴォ(aplicativo)の運転手と呼ばれる、Uberなど配車アプリのドライバーになった人もいれば、エステサロンでエステティシャンになった人もいる。
いずれにしても昨年まで、診療所で治療をしてあげた元患者たちが、お客としてついてくれるようで、慣れない職業についたのだが客が全然来ないという、苦しい状況ではないように見受けられる。
そして誰もがブラジルでの医師資格取得を目指して、難関の医師資格有効化試験への勉強にも励んでいるようである。
ボルソナロ政権のもとで、キューバ人医師の抜けた穴をブラジル人医師で補充しようと、昨年12月には募集採用が行われ、新卒無経験の医師までかき集めた形で定員をほぼ充足したのであった。
それから3ヶ月経ったのだが、約1千5百人の新任ブラジル人医師は、早くもポストを辞退して、特に過疎地の診療所で医師不足になっているところがある。
資格を取って欠員補充に応じさえすれば、キューバ政府に報酬のピンハネをされることなく、まるまる自分の収入になるのだから、試験勉強にも身が入るはずである。
マスコミが絵になる映像を求めて、ヤラセや仕込みをすることは洋の東西を問わないから、これも作られた映像だろうと思って見ていたのであるが、壁に吊るされた、"Dr.〇〇"とネーム刺繍の入った白衣と聴診器を背景にして、分厚い本を開いて試験勉強に励む姿には、悲壮感はない。
しかしながら、報道によると現在のところ、ブラジル政府は次回の試験の予定を発表をせず、時期は不定のままである。
2019年5月2日追加
昨夜、キューバ人医師の抜けた医療過疎地のルポ番組を見た。家族をキューバに置いてきた男性は、インターネット上のメッセージアプリで幼い子供を見て、会えるのは8年経ってからと言った。
キューバ政府の帰国命令に従わずにブラジルに居残ったキューバ人(医師)は、8年の禁止期間を経た後でないと本国へ帰国できないそうである。
2019年4月17日
ブラジルの架電ロボット
これが字違いの「家電ロボット」だったら、ブラジルにもこんな進んだものがあるのかと誇ることができただろうが、残念ながらそうではなく、「架電ロボット」である。
機械的ロボット(robot)と区別するために、IT界では、ロボットの短縮形のボット(bot)がしばしば使われる、という記述があるから、それに従うと、架電ボットとなるだろう。
前に、セールス目的と思われる謎の電話の瞬切りについて、ブラジルの不審電話に書いた。
これについてある日のニュース記事に解説がされて、ボットのせいであることがわかった。
何が目的で、どのような仕組みでボットが働くのか。
携帯電話や一般家庭の固定電話に、ひっきりなくセールスの電話がかかってくる。
インターネット接続、衛星やケーブルテレビの契約、携帯電話、クレジットカードのセールスが多いようである。
特に、携帯電話と異なり、必ずしも発信者番号通知機能が備わっているとは限らない固定電話にかかって来る発信先に、ブラジルの通常の電話番号規則から外れている、一目で怪しい不審番号が多い。
0022222222とか0033333333とか、インターネットに接続されたボットが、実在しない番号を適当に装って付けているのだろうか。
ある一人のテレフォンオペレーターが、セールス通話を終えて手すきになったとしよう。
オペレーターの目の前の端末が属する潜在顧客番号管理システムの架電ボットは、前回架電してからある程度時間の経っている番号から、たった一つだけではなく、任意に7つの番号を選んで同時に架電する。
7つの架電先の中で一番先に受話器をとった番号がオペレーターに接続されて、要りもしないモノをなんとかして売りつけようとするセールストークと戦わなければならない不幸な目に合うのだが、残りの6つの番号は次のオペレーターの手がすくまで保留されるのでなく、通話は破棄される。
つまり、目的は電話呼び出し時間の最適化と、応答率向上であるということができる。
そして、通話破棄と呼び出し切断のタイムラグの中で受話器を取ると、もう切れているというワン切り的状態になることが判明した。
日本とブラジルで電話のシステムは同一でないだろうし、両国で電話による取引に関する規制も異なるだろうから、ブラジルで起きるような「ワン切り不審架電」が、日本で起きうるのかどうかはわからない。
こんな通話が病人のいる家にひっきりなしにかかるのではたまらないだろうが、日本と違ってブラジルでは、週末のフェスタの大騒ぎなど、隣家の騒音にかなり寛大であるから、ワン切り不審架電くらいでは国民的大問題になることがないとは考えられる。
それでも、夜8時から翌朝8時まで、及び週末はこの手のセールス通話は禁止されていたと思う。
機械的ロボット(robot)と区別するために、IT界では、ロボットの短縮形のボット(bot)がしばしば使われる、という記述があるから、それに従うと、架電ボットとなるだろう。
前に、セールス目的と思われる謎の電話の瞬切りについて、ブラジルの不審電話に書いた。
これについてある日のニュース記事に解説がされて、ボットのせいであることがわかった。
何が目的で、どのような仕組みでボットが働くのか。
携帯電話や一般家庭の固定電話に、ひっきりなくセールスの電話がかかってくる。
インターネット接続、衛星やケーブルテレビの契約、携帯電話、クレジットカードのセールスが多いようである。
特に、携帯電話と異なり、必ずしも発信者番号通知機能が備わっているとは限らない固定電話にかかって来る発信先に、ブラジルの通常の電話番号規則から外れている、一目で怪しい不審番号が多い。
0022222222とか0033333333とか、インターネットに接続されたボットが、実在しない番号を適当に装って付けているのだろうか。
ある一人のテレフォンオペレーターが、セールス通話を終えて手すきになったとしよう。
オペレーターの目の前の端末が属する潜在顧客番号管理システムの架電ボットは、前回架電してからある程度時間の経っている番号から、たった一つだけではなく、任意に7つの番号を選んで同時に架電する。
7つの架電先の中で一番先に受話器をとった番号がオペレーターに接続されて、要りもしないモノをなんとかして売りつけようとするセールストークと戦わなければならない不幸な目に合うのだが、残りの6つの番号は次のオペレーターの手がすくまで保留されるのでなく、通話は破棄される。
つまり、目的は電話呼び出し時間の最適化と、応答率向上であるということができる。
そして、通話破棄と呼び出し切断のタイムラグの中で受話器を取ると、もう切れているというワン切り的状態になることが判明した。
日本とブラジルで電話のシステムは同一でないだろうし、両国で電話による取引に関する規制も異なるだろうから、ブラジルで起きるような「ワン切り不審架電」が、日本で起きうるのかどうかはわからない。
こんな通話が病人のいる家にひっきりなしにかかるのではたまらないだろうが、日本と違ってブラジルでは、週末のフェスタの大騒ぎなど、隣家の騒音にかなり寛大であるから、ワン切り不審架電くらいでは国民的大問題になることがないとは考えられる。
それでも、夜8時から翌朝8時まで、及び週末はこの手のセールス通話は禁止されていたと思う。
2019年4月8日
水星に突然の邂逅
2018年12月の南半球の夏至のころ、次のように書いた。
水星は、わざわざ「観察するぞ」と意気込んで、しかも一年の中でどの時期のどの時刻にどの方向を探すべきか、あらかじめ調べておかないとなかなか見ることができない。
たしかにその通りなのだ。
2018年12月には、水星は西方最大離角にあって、暁の東の空に見えた。
見通しの良い場所を求めて、1キロ位歩いて公園に行った。
実は家の前の通りに出るだけで、屋根の低い場所を東方に探せば見つけることはできた。
2019年2月19日には、わが家の西側の通りに面した高い塀にはしごを掛けて、塀の上に顔を出し、日没後間もない19時から19時15分ころまで、西の空に東方最大離角を迎えようとしていた水星を見つけた。
いずれにせよウォーキングをしたり、塀まで登り、双眼鏡を使うという、コストと言うか手間を掛けなければ見つけられない高度と明るさだった。
しかし、偶然に出会うということもあるのだ。
2019年4月7日朝5時45分のことだった。
家のダイニングからは東の空が見える。
その方角には通りと反対側の隣家の塀がある。
データに示すとおり、少しずつ明るくなっていく直前の、暁の夜空だった。
塀のかなり上に金星が見えた。
そのすぐ下に、明るさが及ばないため、金星よりは小さいが、この暁の東の空の明るさに負けない光点がある。
手持ちの双眼鏡の視野にぎりぎり入ったから、距離角度は6.3ºである。
こんなところにこんなに強い光を放つ星があるとは、もしや水星ではないかと、スマホのSky Mapを作動させた。
やはり水星だった。
肉眼で目視できたのは最初の瞬間だけで、早速取ってきた双眼鏡で2分ほど観察できたものの、地平線側に湧き起こってきた雲に隠されてすぐに見えなくなってしまった。
いや、儚い邂逅であったものよ。
後から日本の天文サイト、アストロアーツを見たら、2019年4月12日 水星が西方最大離角ということである。
しかし、記事によると、東京での日の出45分前の水星の高度は約3度というから、よほど東方に何もない開けた場所でないと見えないのではないか。
疑問を解くために、以前も参照したさいたま☆天文同好会の内山茂男氏による、水星の最大離角をみる。
西方最大離角のときの日出時高度というグラフを見ると、4月初旬のころ、パースや赤道の南半球側では高度が一年中で最も高く25度位、反対に北半球の埼玉では12度位と、水星の見やすさは大違いである。
たしかに東側の塀の高さは、手を伸ばした握りこぶし2つ分くらいなので、山上企画天文情報いろいろの手の分度器~身体を使った角度の測り方を参考にすると、約20度とみる。
それより少し高いところに見えるのだから、水星の高度は二十数度だろう。
星見アプリを使ったり、天文サイトを参照する前に水星を見つけることができたのは、これまでに何回かこの惑星を探して観察していた経験があったからだと思うが、旅行中これまで行ったことのない町で、旧知の人に出会ったような驚きを感じるものだ。
家から一歩も出ずに窓越しに、高度が低く観察条件が限られている水星が見えるとは、全く予期していなかった。
水星は、わざわざ「観察するぞ」と意気込んで、しかも一年の中でどの時期のどの時刻にどの方向を探すべきか、あらかじめ調べておかないとなかなか見ることができない。
たしかにその通りなのだ。
2018年12月には、水星は西方最大離角にあって、暁の東の空に見えた。
見通しの良い場所を求めて、1キロ位歩いて公園に行った。
実は家の前の通りに出るだけで、屋根の低い場所を東方に探せば見つけることはできた。
2019年2月19日には、わが家の西側の通りに面した高い塀にはしごを掛けて、塀の上に顔を出し、日没後間もない19時から19時15分ころまで、西の空に東方最大離角を迎えようとしていた水星を見つけた。
いずれにせよウォーキングをしたり、塀まで登り、双眼鏡を使うという、コストと言うか手間を掛けなければ見つけられない高度と明るさだった。
しかし、偶然に出会うということもあるのだ。
2019年4月7日朝5時45分のことだった。
家のダイニングからは東の空が見える。
その方角には通りと反対側の隣家の塀がある。
データに示すとおり、少しずつ明るくなっていく直前の、暁の夜空だった。
塀のかなり上に金星が見えた。
そのすぐ下に、明るさが及ばないため、金星よりは小さいが、この暁の東の空の明るさに負けない光点がある。
手持ちの双眼鏡の視野にぎりぎり入ったから、距離角度は6.3ºである。
こんなところにこんなに強い光を放つ星があるとは、もしや水星ではないかと、スマホのSky Mapを作動させた。
やはり水星だった。
| 事象 | English | Português | 時刻 |
|---|---|---|---|
| 天文薄明 | Astronomical twilight | Crepúsculo astronômico | 5:08 |
| 航海薄明 | Naval twilight (Nautical twilight) | Crepúsculo náutico | 5:33 |
| 観察開始 | 5:45 | ||
| 市民薄明 | Civil twilight | Crepúsculo civil | 5:59 |
| 日の出 | Sunrise | Amanhecer | 6:21 |
いや、儚い邂逅であったものよ。
後から日本の天文サイト、アストロアーツを見たら、2019年4月12日 水星が西方最大離角ということである。
しかし、記事によると、東京での日の出45分前の水星の高度は約3度というから、よほど東方に何もない開けた場所でないと見えないのではないか。
疑問を解くために、以前も参照したさいたま☆天文同好会の内山茂男氏による、水星の最大離角をみる。
西方最大離角のときの日出時高度というグラフを見ると、4月初旬のころ、パースや赤道の南半球側では高度が一年中で最も高く25度位、反対に北半球の埼玉では12度位と、水星の見やすさは大違いである。
たしかに東側の塀の高さは、手を伸ばした握りこぶし2つ分くらいなので、山上企画天文情報いろいろの手の分度器~身体を使った角度の測り方を参考にすると、約20度とみる。
それより少し高いところに見えるのだから、水星の高度は二十数度だろう。
星見アプリを使ったり、天文サイトを参照する前に水星を見つけることができたのは、これまでに何回かこの惑星を探して観察していた経験があったからだと思うが、旅行中これまで行ったことのない町で、旧知の人に出会ったような驚きを感じるものだ。
家から一歩も出ずに窓越しに、高度が低く観察条件が限られている水星が見えるとは、全く予期していなかった。
2019年4月1日
令和前1月雑感
紀元前○○年という言い方に従うと、今日は令和前1月である。
頭文字だけでも当てたかったが、私推しの"K"ではなく、"R"となった。
令和である。
今変換を試みても、Google日本語変換の候補に引っかからない。
令和の披露後、初めてパソコンを起動して1時間も経っていないからまだ反映されていないのだろう。
まず気づくのが昭和との一字一致である。
きっと現代の有識者と評されるはずである、元号考案者も審議会も、昭和の記憶を忘れられない人たちなのだろう。
新鮮さに欠けて、少し残念である。
誤解をしないように、「令」について、昭和時代の紙の漢和字典「新字源」から写しておく。
一、いいつける。命じる。つげる(告)
二、いいつけ「命令」
三、おしえ。いましめ。
四、のり。おきて。法律。「法令」
五、おさ。長官。「県令」
六、よい(善)
七、他人の親族に対する敬称。「令兄」
万葉集から引いた「令月」は、この字典によると、
一、よい月。「令月令日」
二、陰暦二月の別名。
万葉集のある歌会についての、漢文で書かれた序文では、「初春令月、気淑風和」。
「初春のこの良い月に、気は良く風はやわらか」という意味(国文学者の辰巳正明氏の説明)。
よし、原典の意味はわかった。
つぎ、平成からの流れを考える。
平成と令和の文字を並べ替えると、令成和平→冷静和平となる。
何かと感情的にアツくなることが多いが、冷静になって和平を追求せよ、というメッセージが込められているのだと無理やり考えてみる。
そんなわけないか。
タカナワ、と来たら、ゲートウェイと続くが?
レイワ、だったら、ピース・エラとかなるのか?
令和ピース・エラ元年!
元号に余分なものがつかないように、地名・駅名も変な修飾はみっともない。
外国語との読み替えである。
ブラジル人にReiwaを読んでもらうと、地方による訛りはあるだろうが、「ヘイワ」と読む人が多いと思う。
当然「平和」と聞くことができるから、良い印象である。
スペイン語だと、Reiwa の字を等音的に書き替えて読むと、(El) rey va 王様は行く、という意味になるが、これはあまり意味的なこじつけをしにくい。
BBCは「令和」の訳を"Order and Harmony"または"Order and Peace"としているようだが、ブラジル国旗の中の文句"Ordem e Progresso"(秩序と進歩)と通じるところがあるのが少しうれしい。
原典の意味に忠実に従うと、"good and bland"となるのだろうが、会話でたまたま「それはどういう意味かい?」と聞かれるときにその答えは、その時点で固まっているであろう定説に従うことになるだろう。
最後に戯れ言をひとつ。
令和年間は、算数・数学教師をはじめ数学者災難の時代だね。
毎年ごと、0(れい)は1(元)年、0は2ね(ん)、0は3ね(ん)、0は4ね(ん)と、無理難題というか、無茶な命題をつきつけられるからね。
頭文字だけでも当てたかったが、私推しの"K"ではなく、"R"となった。
令和である。
今変換を試みても、Google日本語変換の候補に引っかからない。
令和の披露後、初めてパソコンを起動して1時間も経っていないからまだ反映されていないのだろう。
まず気づくのが昭和との一字一致である。
きっと現代の有識者と評されるはずである、元号考案者も審議会も、昭和の記憶を忘れられない人たちなのだろう。
新鮮さに欠けて、少し残念である。
誤解をしないように、「令」について、昭和時代の紙の漢和字典「新字源」から写しておく。
一、いいつける。命じる。つげる(告)
二、いいつけ「命令」
三、おしえ。いましめ。
四、のり。おきて。法律。「法令」
五、おさ。長官。「県令」
六、よい(善)
七、他人の親族に対する敬称。「令兄」
万葉集から引いた「令月」は、この字典によると、
一、よい月。「令月令日」
二、陰暦二月の別名。
万葉集のある歌会についての、漢文で書かれた序文では、「初春令月、気淑風和」。
「初春のこの良い月に、気は良く風はやわらか」という意味(国文学者の辰巳正明氏の説明)。
よし、原典の意味はわかった。
つぎ、平成からの流れを考える。
平成と令和の文字を並べ替えると、令成和平→冷静和平となる。
何かと感情的にアツくなることが多いが、冷静になって和平を追求せよ、というメッセージが込められているのだと無理やり考えてみる。
そんなわけないか。
タカナワ、と来たら、ゲートウェイと続くが?
レイワ、だったら、ピース・エラとかなるのか?
令和ピース・エラ元年!
元号に余分なものがつかないように、地名・駅名も変な修飾はみっともない。
外国語との読み替えである。
ブラジル人にReiwaを読んでもらうと、地方による訛りはあるだろうが、「ヘイワ」と読む人が多いと思う。
当然「平和」と聞くことができるから、良い印象である。
スペイン語だと、Reiwa の字を等音的に書き替えて読むと、(El) rey va 王様は行く、という意味になるが、これはあまり意味的なこじつけをしにくい。
BBCは「令和」の訳を"Order and Harmony"または"Order and Peace"としているようだが、ブラジル国旗の中の文句"Ordem e Progresso"(秩序と進歩)と通じるところがあるのが少しうれしい。
原典の意味に忠実に従うと、"good and bland"となるのだろうが、会話でたまたま「それはどういう意味かい?」と聞かれるときにその答えは、その時点で固まっているであろう定説に従うことになるだろう。
最後に戯れ言をひとつ。
令和年間は、算数・数学教師をはじめ数学者災難の時代だね。
毎年ごと、0(れい)は1(元)年、0は2ね(ん)、0は3ね(ん)、0は4ね(ん)と、無理難題というか、無茶な命題をつきつけられるからね。
2019年2月17日
嘉栄元年五月一日 = K1.5.1
今日の日曜日は2019年2月17日である。
2月の第3日曜日であるこの日は、2018/19年夏時間(サマータイム)が終了した日である。
ブラジルの夏時間の期間については、昨夏までは南半球の夏至を挟む前後2か月ずつ合計4か月を夏時間にしようという、天文学的事実に基づいた、極めて論理的な規則であった。
つまり10月の第3日曜日0時から翌年2月の第3日曜日0時までが夏時間、という明快な規則だった。
しかし、2018年のブラジル総選挙の二次投票が夏時間に入ってしまうと都合が悪いという人間社会的理由で、今回の夏時間から、11月第1日曜日に夏時間に入って、翌年2月第3日曜日に終了するという、暦的にはいびつな形になってしまった。
さて、日本にも論理的なのかそうでないのかよくわからないものがあって、しかもそれが最近の話題となっている。
改元である。
昔から、明治や大正を西暦に変換しなければならない必要は、全くと言ってよいほどなかった。
日本近代史を全く勉強したことがないのではないかと思ってしまう。
海外での日々が長くなるととっさに元号年を聞かれてわからなくて、計算に手こずることになる。
昭和(S)と西暦(AD)は、一番慣れていたものだった。
マジックナンバーは25であって、
25 + S (+1900) = AD
である。
平成(H)と西暦(AD)は88というナンバーが出てきて、
88 + H (+1900) = AD
であるが、西暦を和暦に変換する場面が多くなったので、
AD (-1900) - 88 = H
2000年を超えると繰り下がりが出てくるので、それを避けるようにすると、
AD (-2000) + 12 = H
となる。
次の元号を考える人や評議会が、ローマ字で重ならないようにする考慮などしないだろうが、近代では M, T, S, H ときたから、次に何が来るのか気になる。
巷では次の元号の予想をする人もいるが、私も予想した。
正確には予想でも何でもなくて、単なる想像であるが。
「嘉栄」または「嘉永」
最初は「華麗」とも考えたが、キラキラしすぎるので、似た響きから「かえい」を採用した。
「嘉永」は1848年から1855年まで実在したので、必然的に「嘉栄」だ。
なぜか手書きで書いたこともないのに、「嘉」という字が気に入った。
辞書を見ると「すばらしい、りっぱな」という意味である。
そして、ローマ字頭文字で'K'である。
2019年5月1日から嘉栄元年となるのだから、マジックナンバーは18で、
AD (-2000) - 18 = K
になるから、今から記憶しておこう。
Meiji
Taisho
Showa
Heisei
Kaei
漢字だと難しいがローマ字だと短い。
当たるはずはないが、なかなか良いでないか。
(単なる自己満足…)
Kだけでも当たったらいいな。
2月の第3日曜日であるこの日は、2018/19年夏時間(サマータイム)が終了した日である。
ブラジルの夏時間の期間については、昨夏までは南半球の夏至を挟む前後2か月ずつ合計4か月を夏時間にしようという、天文学的事実に基づいた、極めて論理的な規則であった。
つまり10月の第3日曜日0時から翌年2月の第3日曜日0時までが夏時間、という明快な規則だった。
しかし、2018年のブラジル総選挙の二次投票が夏時間に入ってしまうと都合が悪いという人間社会的理由で、今回の夏時間から、11月第1日曜日に夏時間に入って、翌年2月第3日曜日に終了するという、暦的にはいびつな形になってしまった。
さて、日本にも論理的なのかそうでないのかよくわからないものがあって、しかもそれが最近の話題となっている。
改元である。
昔から、明治や大正を西暦に変換しなければならない必要は、全くと言ってよいほどなかった。
日本近代史を全く勉強したことがないのではないかと思ってしまう。
海外での日々が長くなるととっさに元号年を聞かれてわからなくて、計算に手こずることになる。
昭和(S)と西暦(AD)は、一番慣れていたものだった。
マジックナンバーは25であって、
25 + S (+1900) = AD
である。
平成(H)と西暦(AD)は88というナンバーが出てきて、
88 + H (+1900) = AD
であるが、西暦を和暦に変換する場面が多くなったので、
AD (-1900) - 88 = H
2000年を超えると繰り下がりが出てくるので、それを避けるようにすると、
AD (-2000) + 12 = H
となる。
次の元号を考える人や評議会が、ローマ字で重ならないようにする考慮などしないだろうが、近代では M, T, S, H ときたから、次に何が来るのか気になる。
巷では次の元号の予想をする人もいるが、私も予想した。
正確には予想でも何でもなくて、単なる想像であるが。
「嘉栄」または「嘉永」
最初は「華麗」とも考えたが、キラキラしすぎるので、似た響きから「かえい」を採用した。
「嘉永」は1848年から1855年まで実在したので、必然的に「嘉栄」だ。
なぜか手書きで書いたこともないのに、「嘉」という字が気に入った。
辞書を見ると「すばらしい、りっぱな」という意味である。
そして、ローマ字頭文字で'K'である。
2019年5月1日から嘉栄元年となるのだから、マジックナンバーは18で、
AD (-2000) - 18 = K
になるから、今から記憶しておこう。
Meiji
Taisho
Showa
Heisei
Kaei
漢字だと難しいがローマ字だと短い。
当たるはずはないが、なかなか良いでないか。
(単なる自己満足…)
Kだけでも当たったらいいな。
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