2011年8月27日

パッションフルーツと体内時計

パッションフルーツ = Maracujá (po.)
マラクジャあるいはマラクジャーとは、ブラジルのインディオの言語の一つツピー語で「供される果物」あるいは「ひょうたんに入った食べ物」とかいう意味らしい。

ブラジルでは、この果物は生食用の甘い品種もあるが、よく見るのは酸っぱくてジュースにする果皮の黄色い品種だ。

[Two ripe yellow passion fruits, one of them opened to show the edible seeds. Picture taken by Fibonacci.]

果皮にしわができるまで果実を室温で放って追熟すると、酸味が減るという。
あまり長い期間放っておくと表皮はしわしわになり、腐ってしまう。
そこで適度に追熟してから半分に切り、果皮は利用せず、中に多数の種子を包むゼリー状の果肉を種子ごと、水と砂糖を加えてミキサーにかけて粉砕する。
種子はミキサーで粉々になるので、茶漉しで漉す。
以上がパッションフルーツジュースの作り方だ。

民間ではこの果物は鎮静作用(propriedades calmantes)があると信じられている。

そこでこのニュースを見た。

「パッションフルーツに『体内時計』遅らせる働き」
記事によると、パッションフルーツに含まれる物質ハルミンが、体内時計の周期を30時間に遅らせるとこがわかったという。
「古くから鎮静、睡眠導入効果があると言われていた」とも書かれている。
(2011年8月18日01時46分 読売新聞 YOMIURI ONLINE http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20110817-OYT1T00833.htmから)

さてここで素朴な疑問が出るのだ。
パッションフルーツを摂って2時間後に体内時計の周期を30時間に遅らせる効果が出てくると仮定しよう。

いつも午後11時に就寝、午前6時に起床する人が、今日は早く寝ようと睡眠導入効果を期待して午後8時にパッションフルーツジュースを飲んだら、午後10時になると体内時計の周期が30時間に延長されるのだから、朝の5時まで目が冴えて反対に眠れなくなるのではないのだろうか。

ブラジルではパッションフルーツジュースはよく飲まれるが、飲んで眠れなくなったという話は聞いたことがない。

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