2011年11月14日

インコやオウムは野鳥だ

先週のことだが、家の庭に可愛い来訪者があった。
しかしその到着はいささか騒々しいものだった。
庭にいた犬は吠え、来訪者は金切り声で叫んで一触即発だったからだ。


これが来訪者だ。
インターネットで検索してみた。
和名アオボウシインコ、英語名Blue-fronted Amazon、学名Amazona aestiva、ポルトガル語ではPapagaio-verdadeiroとなっているが、通常Papagaio(オウム)と言っている鳥のようだ。

日本でこの鳥が見つかったのなら間違いなく飼い鳥が逃げ出したものであろうが、ブラジルではfaunaにある野生種でもある。
ここは市街地だから野生のものである可能性は低い。
何よりも人を怖がらない。
手に乗る、肩に乗る。
おまけにポルトガル語をしゃべるから、こいつは野生であるはずがない。

これは飼ってやるしかないなと思っていたところ、午後になって飼い主が探しに来た。
33歳の男性の飼い主が8歳の頃、北の地方から連れてこられたというから鳥の年齢は25歳だ。

「北の地方から連れてこられた」って、野鳥を捕獲したのか。
野生動物を飼育するのにはブラジルではイバマ(IBAMA - Instituto Brasileiro do Meio Ambiente e dos Recursos Naturais Renováveisブラジル環境・再生可能天然資源院)の許可がいるはずなのだが、そんなことにお構いなく、飼われることの多い鳥だ。

ツッコむのは諦め、鳥も飼い主も喜んでいるようだし、仕方なく手放した。
さらにインターネットで調べたら、日本では20万円くらいで売られているらしい。

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