2012年12月25日

2013年のキリスト教移動祝日

今日はクリスマス、かなり暑い日だが、来年に思いを馳せよう。
キリスト教行事の中には、毎年、天体の月の動きに応じて移動するものがある。

年の後半にある、だれでも知っているクリスマスは12月25日、ブラジルでは死者の日(Finados)と呼ばれる万霊節は11月2日-これは日本ではハロウィンの2日後と言ったほうが通りが良いかもしれない-と決まっているが、年の前半にある宗教祝日は移動するものが多い。

2013年の移動宗教祝日を下に一覧表にしてみた。
復活祭の日、2013年ならば3月31日日曜日が、すべての移動祝日の基準になっていると言ってよい。
2013年の3月分点、つまり北半球の春分の日は3月20日、その次の満月の日は3月27日だ。

ブラジルで任意休日(ponto facultativo)になっている日と、特に休日になっていない日がある。
任意休日というのは、職種組合や職場によって、休日とするか勤労日とするか異なるのだが、大部分の勤め人にとっては、普通の休日と変わらない。

行事日の決まり方2013年休日種類
カーニバルCarnaval週末から灰の水曜日前日4日間2月11-12日月火曜日PF
灰の水曜日Quarta-feira de Cinzas復活祭46日前の水曜日2月13日水曜日14時までPF
四旬節Quaresma灰の水曜日から復活祭前日
枝の主日Domingo de Ramos復活祭7日前の日曜日3月24日日曜日
聖週間Semana Santa枝の主日から復活祭前日
キリスト受難日Paixão de Cristo復活祭の2日前の金曜日3月29日金曜日PF
復活祭Páscoa北半球春分の次の満月の次の日曜日3月31日日曜日
ペンテコステPentecostes復活祭の49日後の日曜日5月19日日曜日
キリスト聖体の日Corpus Christi復活祭の60日後の木曜日5月30日木曜日PF

2013年12月14日追加

ポルトガル語でクアレズマ quaresma と呼ぶ四旬節は、ポルトガル語の序数、「第40の」クアドラジェジマ quadragésima (形容詞の女性活用形)、元のラテン語ではアクセントがないだけのquadragesimaが語源になっているという。

ということは四旬節は40日でなければならない。
日本語でもその意味である。
日数計数については、wikipediaのLentにカレンダーを使って説明してあるのがわかりやすい。

四旬節の期間について、このブログに1年半にわたり、誤った情報をのせていたことがわかった。
上の表は正しくなっている。
ここで訂正しておわびいたします。

40という数字は聖書をみると特に意義のある数字である。
イエスが荒野で断食してサタンの誘惑と戦ったのが40日間であった。

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