2017年1月17日

イエス自身は十字を切ったか

ある日
OTTAVA(オッターヴァ)
の曲目リストを見たら、
「ウィルキンソン:イエスは十字を切り/クレド・イン・デウム・カノン(13声)」
というのがあった。

ちょっと待て、イエス自身は十字架にかけられたのだが、生前に十字を切ったことはあったのか?
弟子や信者を祝福することはあっただろうが、十字を切るジェスチャーをしたのか。
天に召された後、どこかで再臨した時の話だろうか。

検索したら、曲と作曲者についてWikipediaには次の記述があった。

Robert Wylkynson (sometimes Wilkinson) (ca. 1450 – Eton after 1515) was one of the composers of the Eton Choirbook.

Only four works survive:
  • 2x Salve Regina
  • Jesus autem transiens/Credo in Deum à 13
  • motet O virgo prudentissima
But these works show Wylkynson to have been "an extremely ambitious composer and a more than competent one."

ラテン語の曲名"Jesus autem transiens"をGoogle Tradutorにかけた結果はこうなった。

en. Jesus passing
es. Jesús pasa
po. Jesus passagem
ja. イエスの受け渡し

十字を切ったなどとは一言も言っていないようである。

「イエスは十字を切り/クレド・イン・デウム・カノン(13声)」でなく、
「イエスは横切られ/クレド・イン・デウム・カノン 13声」という訳もある。

イエスは、聖書を読むとペドロ(ペテロ)の否認のように将来を見通しているから、本当に十字を切ったのかもしれないが、それを弟子が見ると絶対気がついて勘ぐって騒ぎ立てるだろう。
その事実が聖書に書かれていないことを見ると、やはり十字を切ったというのは誤訳でないかと思う。

0 件のコメント:

コメントを投稿