2012年6月29日

銀行出口は通りゃんせ

通りゃんせと言ったら、行きはよいよい、帰りは怖い。
帰りは怖い「銀行の出口」、saidinha de banco と呼ばれる犯罪がある。
銀行の出口から帰り道には十分注意しなければならない。

銀行の顧客は、銀行内は安全地帯だと思って、多額の現金を不用意に引き出す。
獲物を狙っている犯罪者は、誰が高額をおろして、どんな身なり服装かを携帯で銀行外の共犯者へ連絡する。
そして、銀行を出たところで強盗に囲まれる。
現金を奪われたり、カードとパスワードを渡すよう強要される。

観察役は疑いをいだかれないよう、銀行員へ冗談を言ったり、親切で人当たりがよかったり、身なりがきちんとしていたりする。
いかにも私は犯罪者です、というような外見をしていることは、まずありえない。

警察の広報担当者は言う。
「銀行でできるだけ多額の現金を下ろさない。
インターネットバンキングを利用する。
多額の現金が必要ならば、あらかじめ銀行に連絡して、目立たない奥で受け取れるよう手はずを整える。」

犯罪の被害者にならないために、ATMを使う時の姿勢は大切だ。
機械の間近に正面から向かい合って、後ろからの視線を遮る。
犯罪者はATM操作者を観察してパスワードを盗もうとするからだ。
受け取った現金を確認して財布に入れるときは、機械と自分の体の間で、体に引きつけ胸元で行う。
後ろに待っている人がいるから早く機械から去ろうなどと親切心を起こして、衆人から丸見えの体勢になって、札を数えたり財布に入れたりしてはならない。

運悪くATMコーナーや銀行を出たところで強盗に囲まれたらどうするか。
緊張の一時であるが、おとなしく従わなければ危険である。
防犯カメラが近くにあるのなら、危険でない限り、カメラの視界に入るように努める。
後で犯人逮捕につながるかもしれない。

銀行を出るときは、停車している車、怪しげな歩行者、特にオートバイに注意しよう。
バイク、特に二人乗りは犯罪者によく使われる交通手段だ。
銀行へ行くときは、できるだけ多人数で行きたい。
二人が相手だと、ひとりを相手にする時と比べて、犯行は困難になる。

(Edição do dia 14/06/2012 14/06/2012 14h37 - Atualizado em 14/06/2012 14h37
Crime na saída de bancos pode ter pena de até oito anos de detenção
http://g1.globo.com/jornal-hoje/noticia/2012/06/crime-na-saida-de-bancos-pode-ter-pena-de-ate-oito-anos-de-detencao.html
を参考にした)

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