2013年12月8日

2014年のキリスト教移動祝日

キリスト教行事の中には、毎年、天体の月の動きに応じて移動するものがある。

年の後半にある、だれでも知っているクリスマスは12月25日、ブラジルでは死者の日(Finados)と呼ばれる万霊節は11月2日-これは日本ではハロウィン-万聖節-万霊節の一連としたほうがわかりやすいだろう-と決まっているが、年の前半にある宗教祝日は移動するものが多い。

2014年の移動宗教祝日を下に一覧表にしてみた。
復活祭の日、2014年ならば4月20日日曜日が、すべての移動祝日の基準になっていると言ってよい。
2014年の3月分点、つまりUTCの春分の日は3月20日、その次の満月の日は4月15日だ。

ブラジルで任意休日(ponto facultativo)になっている日と、特に休日になっていない日がある。
任意休日というのは、職種組合や職場によって、休日とするか勤労日とするか異なるのだが、大部分の勤め人にとっては、普通の休日と変わらない。

行事日の決まり方2014年休日種類
カーニバルCarnaval週末から灰の水曜日前日4日間3月3-4日月火曜日PF
灰の水曜日Quarta-feira de Cinzas復活祭46日前の水曜日3月5日水曜日14時までPF
四旬節Quaresma灰の水曜日から復活祭前日
枝の主日Domingo de Ramos復活祭7日前の日曜日4月13日日曜日
聖週間Semana Santa枝の主日から復活祭前日
キリスト受難日Paixão de Cristo復活祭の2日前の金曜日4月18日金曜日PF
復活祭Páscoa北半球春分の次の満月の次の日曜日4月20日日曜日
ペンテコステPentecostes復活祭の49日後の日曜日6月8日日曜日
キリスト聖体の日Corpus Christi復活祭の60日後の木曜日6月19日木曜日PF

2013年12月14日追加

ポルトガル語でクアレズマ quaresma と呼ぶ四旬節は、ポルトガル語の序数、「第40の」クアドラジェジマ quadragésima (形容詞の女性活用形)、元のラテン語ではアクセントがないだけのquadragesimaが語源になっているという。

ということは四旬節は40日でなければならない。
日本語でもその意味である。
日数計数については、wikipediaのLentにカレンダーを使って説明してあるのがわかりやすい。

四旬節の期間について、このブログに1年半にわたり、誤った情報をのせていたことがわかった。
上の表は正しくなっている。
ここで訂正しておわびいたします。

40という数字は聖書をみると特に意義のある数字である。
イエスが荒野で断食してサタンの誘惑と戦ったのが40日間であった。

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