2016年1月19日

不詳だがブラジル4G各社比較

2016年1月11日こんな記事が出た。

ブラジルmsnがビジネス雑誌Exameから引用した記事で、ブラジルの4Gの各社比較である。

As operadoras de telefonia com maior cobertura no Brasil
Exame.com
http://www.msn.com/pt-br/dinheiro/economiaenegocios/as-operadoras-de-telefonia-com-maior-cobertura-no-brasil/ss-BBnEs2i?ocid=mailsignout#image=6
Operadora
携帯会社
Mun.cobertos
エリア市数
Vel.méd.4G
平均速度
TIM26510Mbps
Claro18620Mbps
vivo16918Mbps
oi4514Mbps
nextel103Mbps

記事の表題が「ブラジルのカバーエリアが大きな電話会社」とあるが、この5社の他にも地域携帯会社はいくつかある。
調べるほど元データとか計算法とかがはっきりせず、他のサイトを見ても時期が異なったりして記事の正誤検証ができないのでやる気がなくなってくるが、作ったので載せておく。

日本でのLTEやWiMAXは3.9Gとされ、LTE-AdvancedやWiMAX 2.1でないと厳密な4Gとは呼べないようなのだが、これらも合わせて4Gと呼んで良いと決定したというので全部4Gとしておく。
nttdocomo.co.jpは、国内最速となる受信時最大225Mbpsの次世代ネットワーク「LTE-Advanced」を提供、という記事を、2015年2月25日に発表しているので、日本で4Gといっても、実際は3.9Gが大半なのだろう。

ブラジルはどうか。
どの携帯電話会社もLTEを使っている。
だから厳密に言ったら3.9Gとなる。

ANATELつまり国立テレコミュニケーション庁は2012年に4G用に2.5GHz帯の競売を行い、現在の4G(LTE)サービスに供されている。
ANATELは2014年9月に同じく4G用に700MHz帯の競売を行ったが、これは2018年のアナログテレビの終了をもって空きができるので、4G使用に供されるのはそれまで待たなければならない。
つまり現在ブラジルの4G信号は2.5GHz帯のみである。
たとえばApple製品では、 iPad 3, iPad 4, iPad mini, iPhone 5などは700MHzでしか受信できない。
iPhone 6, iPhone 6 Plus, iPhone 5S (modelo A1457), 5C (A1507)はブラジル4G(バンド7)と互換性がある。

ついでに3Gについても書いておこう。
ブラジルの3Gの形式はUMTS (W-CDMA/HSDPA)、周波数は1900MHz、2100MHz、及び850MHzである。

書いている本人は何のことか皆目わからないのだが、ブラジル旅行に自分の携帯を持ってきて使いたいという人は、この辺の技術的な互換性に気をつける必要があるだろう。

Como saber se minha região tem cobertura 4G?

各社のサービスエリアを調べるwebページ
調べたい場所の郵便番号(CEP)を入力すると地図が出て受信条件がわかる。

2016年7月30日追加

こういうのを見つけた。
TIM Brasil and Claro launch LTE-A using new 700MHz frequencies
17 Jun 2016
https://www.telegeography.com/products/commsupdate/articles/2016/06/17/tim-brasil-and-claro-launch-lte-a-using-new-700mhz-frequencies/
ブラジルの携帯会社TIMとClaroが、3.9Gではなくて本当の4G、LTE-Advanced (LTE-A) を、ブラジルで一番最初にアナログテレビ放送が終了した地域、ゴイアス州リオ・クラロで、空きになった700MHz帯を使って供用開始したというニュースである。

次にアナログテレビ放送が終了するのは首都ブラジリアで、10月26日ということである。
どうやらアナログテレビ放送が終了した地域から順次700MHz帯の4Gが供用されるようである。

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