2017年6月4日

When I'm sixty-four SOON

先週
OTTAVA(オッターヴァ)
を聞いていたのだが、ビートルズの音楽はすっかり根付いてクラシック音楽の仲間入りしているようで、"Sgt. Pepper's Lonely Hearts Club Band"が発表されてこの6月1日でちょうど50周年という話をしてくれた。
そんなわけで全く久しぶり、何十年ぶりにアルバム全体を聞いた。

曲を聞いて愕然と知る、至極当然で紛れもない事実を実感した。
ああそういえばそんな曲があったな、というような柔いものではない。
あんなに遠いと昔は思っていた"When I'm sixty-four"が、もうすぐ目の前に近づいているでないか。

「年をとって髪の毛がなくなって」
まだ髪はある。

「ワイト島に小屋を借りて」
そんなとこには行けない。

「節約してお金をためて」
節約してるが金はたまらないぞ。

「あなたの膝には孫達」
まだ孫はいないが、できないとは限らない。

「はがきを送ったり、手紙を書いたり」
メッセンジャーではだめかい?

「64歳になったら」
ああもうすぐだ・・・

個人的にかなり愕然と感じても、子供時代とか思春期をビートルズと同時代に生きた人たちは一概に感じることだと思う。
もちろん64歳はとっくにずっと昔のことになったよ、という先輩諸氏は私なんかよりずっと前に同じようなことを感じているはずだ。
そんなことでショックを受けるな、と言う人もいるだろう。

"Lucy In The Sky With Diamonds"で、「黄色と緑色のセロハンの花」というのがたまたまブラジルカラーだと気がついた。
ブラジルに薬物は欠かないが、この曲名とLSDと関係があるとかないとかという話の真実は未だに知らない。

"A Day In The Life"のテイク1を聞いたら、途中で1から20(22?)まで勘定する声が2回入っているが、正式版(リミックス)にもこの声が入っていることを初めて知ったのは、もう一つの小さな発見だった。

しかし、ペッパー軍曹がどんな人でどうして孤独な心クラブバンドを持っているのかを始め、歌詞の大半は64歳が間近になっても謎のままである。

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