2011年6月15日

恋人の日(Dia dos Namorados)はいつどうして生まれたか

今年2011年のDia dos Namorados(恋人の日)は、6月12日の日曜日であったのだが、こんな記事があった。

「ジョアン・ドリアは、クリスマスだけは考案しなかった」
ブラジル国民文化事典(Brasil Almanaque de Cultura Popular)の、Bruno Hoffmannによる記事

1949年のこと、サンパウロのデパート経営者がJoão Dóriaを訪ねた。
依頼は、年内でも販売が落ちる月の一つ、6月の販売を促す方法をひねり出すことだ。

ヨーロッパや北米の恋人たちがプレゼントを交換しあう2月14日のバレンタインデー(Dia de São Valentim)をヒントにして、考え出したのが恋人の日(Dia dos Namorados)であった。
縁結びの聖人アントニオの日の前日であることから、6月12日という日が選ばれた。
そして1949年6月12日がブラジルの第一回恋人の日となったのだ。

デパートには「キスだけが愛の証明ではない」と書かれた大きな宣伝幕が掲げられたのだが、あまり注目を集めなかった。
根付くまでにさらに十年かかった。
しかし成功だった。
今日では年で3番目に商店が賑わう行事となった。クリスマスと母の日には及ばない-母の日もこの人の考案したものだ。

以上は原文からの訳であるが、最後の母の日についての記述は間違っていないだろうか。
母の日が5月の第2日曜日であるのは、ブラジルも日本も米国と同じであるが、この日の発祥は、母を亡くして落ち込んでいた米国のAnna Jarvisという少女をはげますために、友人たちが催したパーティーであり、1914年に時の米国Wilson大統領が公式に記念日とした、となっているからだ。

0 件のコメント:

コメントを投稿