2012年5月30日

世界最古と最新の通信手段のコラボはこれ!

なかなかのびっくりニュースがあった。
悪知恵の働くブラジル人である。

昔の通信手段として思いつくのには、飛脚、早馬などがあるが、伝書鳩は、想像する限り世界最古のテレコミュニケーション、つまり遠隔通信手段の一つと思う。
電話電信がなかった時代の戦争では、通信によく使われたという。

伝書鳩はその名のように、普通は信書を運ぶものである。
このほど、リオデジャネイロ(と言ったと思うが、最初注意して聞いていなかったので確かではない)かどこかで、布の袋を背負った伝書鳩が数羽捕獲された。
その運ぶ積荷と行く先を調べたら、なんと、携帯電話を背負って、刑務所へ運ぶハトであった。

疑問がいくつかあるのだ。

まず第一、ハトは携帯を背負って飛べるのだろうか?
普通空を飛ぶ鳥は、重い荷物は運ばないはずだ。
狩りをする猛禽類は例外的に、かなり大きな獲物を足につかんで飛ぶのをよくテレビ番組で見る。
猛禽類は自分自身も大きいから、結構な重さを運べそうだ。
しかし、ハトの大きさで、足でなく背中に携帯を背負って、羽ばたきのじゃまにならないのだろうか?

伝書バトは帰巣本能を利用するはずだ。
第二の疑問だが、この伝「携帯」鳩は、どこに住んでいるのだろうか?
囚人の面会者がこっそりハトを隠し持って、囚人が自分の牢で餌をやり、しばらく飼育しながら飛行訓練をして、刑務所の場所を覚えさせてから、また面会者へこっそり渡すのだろうか。

ハトより携帯のほうがずっとコンパクトだから、ハトを隠して持ち込むのは、携帯を持ち込むより困難だろう。
しかし携帯よりハトが小さかったなら、ハトに携帯を運ばせることなど当然できない。
ハトの利点は、金属報知器にかからないことぐらいしかないと思うのだが。

ニュースではこれらの疑問を一切解明してくれないので、ハトを使って刑務所へ携帯を持ち込む方法を考えてみた。

最近はGoogle EarthやMapで、誰でも航空写真を見ることができる。
これで、刑務所の中の日光浴や運動をする開けた場所がどの方角にあるかがわかる。
仮に、刑務所の運動場が北側にあるとしよう。

そうしたら、刑務所の南側にあたる方面にある場所で伝書バトを飼育して、帰巣訓練する。
刑務所の北側で放鳥すると、刑務所の運動場を横切って南方へ飛ぼうとするはずだ。

別の場所で、携帯を背負ったら何メートル飛べるか実験をする。
100メートル飛べたとしよう。

何曜日の何時に運動場にいる予定か、囚人の面会日に会いに行って、こっそり尋ねる。
その曜日・時刻になったら、刑務所の運動場の100メートル北側で携帯を背負ったハトを放せば、限界まで飛んで疲れたハトは、携帯と共に刑務所運動場へ落ちるはずである。

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