2013年3月17日

日本ではカモ、ブラジルはゾウアザラシ

Balneário Camboriú バルネアリオ・カンボリウは、Santa Catarina サンタ・カタリーナ州の有名な海水浴場だ。
バルネアリオは海水浴場という意味だ。
調べてみると、"Balneário Camboriú"市は、隣接するただの"Camboriú"市から1964年に独立した。
そこでのニュースだ。

この写真を見て、一見トドが住民にいじめられているのではないかと思った。
トドがぐったりしているような気がしたからだ。
そこのVascoのシャツを着ているおじさん、あんただよ、ブラジルの浦島太郎は亀でなく、トドをいじめるのかい?

記事を読んだら、写真を一見した印象が全く間違っていることがわかった。
まずこの動物はトドではない、ゾウアザラシ(elefante-marinho)であった。
ゾウアザラシはいじめられているのではなく、自分の意志で散歩というか、休憩のために陸に上がったそうだ。

時と場所は、2013年3月16日土曜日午後、バルネアリオ・カンボリウ市のAvenida Atlântica (座標は26°59'21.73"S 48°37'48.42"W)
市警察によると、上陸時刻は17時20分、ゾウアザラシはアトランチカ大通りの横断歩道を渡って、一番賑やかな地区に行った。
警察は道路を通行止めにした。

商店街でゾウアザラシが買い物をしたり、バーでビールを飲んだりするわけがない。
体が乾くと苦しむと思ったのだろうか、通行人が水をかけてやったりしたが、しばらくしてゾウアザラシは自分から海に戻ったという。
体長2から3メートル(きっかりの数字でないのは、体が伸び縮みするからだろうか)、重さ500キログラムと推定された。

(http://g1.globo.com/sc/santa-catarina/noticia/2013/03/aninal-marinho-atravessa-avenida-atlantica-em-balneario-camboriu.htmlを参考した)

ポルトガル語の動物の名前で「海の~」というのがよくあって、その違いがけっこうわかりにくい。
これを機に、いくつか整理しておこう。

elefante-marinho - 海のゾウ - ゾウアザラシ
leão-marinho - 海のライオン - アシカ
lobo-marinho - 海のオオカミ - オットセイ
cavalo-marinho - 海のウマ - タツノオトシゴ
estrela-do-mar - 海の星 - ヒトデ

ヒトデだけ語形が違うが、今のところ思いついたのはこれくらいだ。

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