2013年10月18日

2013/14年ブラジル夏時間に波乱なし

この日曜日(20日)に夏時間が開始
Horário de Verão começa neste domingo (20)
http://g1.globo.com/jornal-nacional/videos/t/edicoes/v/horario-de-verao-comeca-neste-domingo-20/2893439/

2013/14年夏時間(サマー・タイム horário de verão)への移行がすぐ目の前に迫ってきた。
今週土曜日の深夜、日曜日の午前0時に、ブラジルの南部・南東部・中西部の諸州では、時計の針を1時間すすめて、夏時間へ入る。
2013/14年夏時間の期間は、2013年10月20日日曜日0時から、2014年2月16日日曜日0時までの119日である。

2013/14年夏時間を採用する地方は、ブラジル5地方のうち、南部(Sul)、南東部(Sudeste)、中西部(Centro-Oeste)の3地方である。
ブラジル南部は南側からリオ・グランデ・ド・スル(Rio Grande do Sul)、サンタ・カタリーナ(Santa Catarina)、パラナ(Paraná)の3州、南東部はサン・パウロ(São Paulo)、リオ・デ・ジャネイロ(Rio de Janeiro)、エスピリト・サント(Espírito Santo)、ミナス・ジェライス(Minas Gerais)の4州、中西部はマット・グロッソ・ド・スル(Mato Grosso do Sul)、マット・グロッソ(Mato Grosso)、ゴイアス(Goiás)の3つの州と、連邦区(Distrito Federal)、以上が夏時間に入る州である。
今年は、北部(Norte)、北東部 (Nordeste)の諸州は夏時間へ参加しない。

「今年は」というのにはわけがあって、2年前からブラジルの夏時間を注視してきたらわかるが、2011/12年夏時間には東北部からバイア州一州が、2012/13年夏時間には北部からトカンチンス州一州が、両方とも例外的に夏時間を採用した経緯があるからだ。
両州とも一回は夏時間に参加してはみたのだが、赤道に近い低緯度地方のため、夏になっても昼時間は大幅に増えず、夏時間のメリットは少なく、懲りてしまったのだろう。
もっとも地図をみると、夏時間実施州のマット・グロッソ州の北方は、夏時間を採用しないバイア州の州都サルバドルより緯度は低い。
2013/14年夏時間は実施州・非実施州が地方区分に一致してきれいに分かれ、例外的に参加というへそ曲がりな州はなくなった。

すでに過去ブログで書いたからここでは繰り返さないが、緯度が高い地方ほど、夏の昼時間はより長く、冬の昼時間はより短くなるからだ。
3週間ほど前にマイクロソフトが発表した、ブラジル夏時間のお知らせもみごとに裏をかかれ、トカンチンス州が夏時間採用州に入っているが、上記ニュースはこれを否定している。

連邦政府は、夏時間実施による電力節約額を全国で50億レアルと試算している。

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