2014年2月18日

2013/14年夏時間の終わりに

昨日の2014年2月16日日曜日午前0時、2013/14年ブラジル夏時間が終了した。
きちょうめんな人がその時間に起きていたならば、家中の時計の針を1時間戻して午後11時に合わせたことであろう。
普通の人なら翌日ゆっくり起きて、というのも、これまで6時に起きていた人は、「あっ6時だ起きなければ」と思った時は、夏時間は終わっているので実は5時である、ということで1時間よけいに寝ることができるからだ。
そして日曜日の昼間に、時計の針を1時間戻す作業をすることになる。

「時計の針を1時間戻す」作業といっても、時計だけではない。
現在は、アナログの針など存在しないデジタル機器がたくさんあるので、単純作業で済まない。
スマートフォンならば、タイムサーバと同期して自動的に夏時間終了作業をしてくれると思うが、家にある古い携帯電話、コードレスフォン、デジタルカメラは、人手で時刻合わせをしなければならない。
コードレスフォンは着信記録のため、デジタルカメラは撮影時刻記録のために内部時計がある。

アナログ時計の時刻合わせのために、説明書を見なければやり方がわからない、ということは絶対にない。
時計の裏側の時刻合わせのつまみはたった一つしかないので、どうしても間違いようがない。

しかしデジタルはそうはいかない。
マニュアルが手元にない場合は、どこかにあるメニューボタンを押して、出てくるメニューを一つづつたどりながら時刻調整にたどり着くのが大仕事である。
それから時間の数字を1つ減少して確認操作をしてからメニューから抜けださなければ終了しない。
各種機器に共通な標準操作というものがないので、一つ一つの機器に前回行った、つまり夏時間入りした昨年10月の時刻合わせを思い出すのが大変だ。

昔のパソコンのシステム時計は、あてにならないものの代表で、頻繁に時刻合わせが必要だったと思う。
きょうびのパソコンは、ネットにつながっていれば、どこかにあるタイムサーバに連絡して正確な時刻を取ってきてくれる。
昔一番手がかかったものが、今は一番手がかからなくなっている。

Windowsパソコンの右下にある時計をクリックして出る、日付と時刻の設定の画面は、2013/14年夏時間最後の先週土曜日、2月15日にはこのようになっていた。
予告が出ることには先週まで気付かなかった。


四季がはっきりしていた少し前までの日本では、衣替えを決まった日に行っていた家庭はきっと多かったと思う。
制服を着る職業の人は現在でも決まった日に夏服・冬服に替えることになっているはずだ。
最近のように夏と冬が厳しく長く、春と秋があっという間に過ぎ去るような、不規則な気候の日本では、いつ衣替えをしてよいのかわからない人が増えているのだろう。
夏時間入り・夏時間明けは、春夏秋冬が暦の上にしかなく、大雑把に乾季と雨季に分かれるブラジルの南東部にとっては、強制的にやらされる衣替えといったところだ。

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