2014年10月11日

高地と大気汚染とどっちが辛いか

2014年10月11日 中国北京から実況中継、試合前の会話である。
有利なのは何といっても勝負経験豊かなアルゼンチン
ワールドカップ2014ブラジル大会で準優勝のアルゼンチンチームの8人が今日もプレー
2008年この鳥の巣スタジアムでオリンピック優勝メンバーも何人もいる(ブラジルは3位だった)
ブラジルはぺちゃんこ状態から出直したばかりの若いチーム
実況アナウンサーや解説者は「負けても恥ずかしくない」言い訳をこれでもかと探していた。
ネイマール自身が数日前「完璧な状態のメッシには当たりたくないね」とインタビューで勝負師らしからぬ弱気?発言したらしい。

通常の親善試合だったら、何人も交代できるのだが、交代はチーム3人に制限されるばかりか、同点の場合はPK合戦で勝敗を決めるとの本気モード。
なぜなら、この試合はスーペルクラシコ・ダス・アメリカス2014、スペイン語ならばスーペルクラシコ・デ・ラス・アメリカス2014であるからだ。

気の毒なネイマールは膝に怪我しているそうでときどき脚を引きずる痛々しさだ。
前半途中まではアルゼンチンに圧倒されてボールを持たせてもらえなかったブラジルセレソンだが、ボールを奪いパスが通るようになってきた。

今日のヒーローはミナス・ジェライス州のベロ・オリゾンテのAtlético Mineiroでプレーする国内組Diego Tardelliで、1点目はアルゼンチン守備の乱れのこぼれ球をボレー、2点目はコーナーキックをヘディングでゴールした。

ネイマールはアルゼンチンキーパーRomeroと一対一の好チャンスを逃した。
メッシはペナルティキックをブラジルキーパーJefferson(この人も国内組、リオ・デ・ジャネイロのBotafogoの選手)に阻まれた。
カカは最後の15分、ロビーニョは最後の1分ほど交代して元気な顔を見せてくれた。

試合についてはこれくらいにしておき、中継で少し面白かった部分を紹介しよう。

視聴者の質問コーナーでこんな質問が出た。
「高地のプレーと大気汚染地のプレーとどちらが辛いか?」
元選手だった解説者2人は口々に「高地」と言った。

ワールドカップの南アメリカ予選は、ホームアウェー2試合の参加国総当り戦である。
ボリビアやエクアドルと当たると、ラパス(3,593 m)とかキト(2,850 m)とかで、嫌でもプレーしなければならなかったつらい思い出があるのだろう。
実況アナウンサーは、
「でも今までこんな汚染のひどいところで誰も試合したことがないでしょう?
しゃべるのには大気汚染の方がこたえますよ。」
確かにそうだ。
走るためには酸素不足は致命的だが、しゃべる商売では喉を大切にしなければならない。

北京は2008年オリンピックとは違って、わざわざブラジル-アルゼンチン試合のために数日前から交通規制や工場操業停止など命じて汚染大気浄化などしなかったからだ。
ロビーニョは数日前のインタビューで「空気がとても悪くて苦しい、まるで煙を呼吸しているようだ」と言った。
北京の大気汚染の酷さはブラジルでも広く知られることになった。

ブラジルセレソンは気温18度、快適な温度だが大気が極端に汚染された北京から、気温30度、湿度60%の高温湿潤気候、しかし大気汚染はないシンガポールへ駆け足で移動し、14日の日本戦に備える。

ここで予想しておこう。
ブラジル不利の大方の予想を見事に裏切り、スーペルクラシコ・ダス・アメリカスで宿敵アルゼンチンを大破した。
他の国相手だったら5勝するくらいの価値がある。
一応うるさ方も文句を言えない勝ち方をした。
ネイマールは悪くはなかったが膝の故障で万全でない。
シンガポールでの日本戦では、ドゥンガ監督は盟友カカやロビーニョをもっと長時間使うのではないか、先発もありうると思う。

一応データも載せておく。
Superclássico das Américas 2014

FICHA TÉCNICA

Brasil 2 x 0 Argentina

Estádio: Ninho do Pássaro (Pequim)
Árbitro: Fan Qi (China)
Gols: Diego Tardelli (27' do 1ºT e aos 19' do 2ºT)
Cartão Amarelo: David Luiz (BRA, 18' do 1ºT), Danilo (BRA, 39' do 1ºT) e Mascherano (ARG, 1' do 2ºT)
Cartão Vermelho: nenhum

Brasil: Jefferson, Danilo, Miranda, David Luiz (Gil, aos 44' do 2ºT) e Filipe Luís; Luiz Gustavo, Elias, Oscar e Willian; Neymar (Robinho, aos 49' do 2ºT) e Diego Tardelli (Kaká, aos 36' do 2ºT). Técnico: Dunga.

Argentina: Romero; Zabaleta, Demichelis, Fede Fernández, Rojo; Mascherano, Roberto Pereyra (Enzo Pérez, aos 31' do 2ºT), Lamela (Pastore, aos 14' do 2ºT), Di María; Agüero (Higuaín, aos 14' do 2ºT) e Messi. Técnico: Gerardo Martino.

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