2017年12月27日

1月から難しくなるブラジルの運転免許

ブラジルで運転免許をとる日本人がどれだけいるのかはわからない。
昔は確か片方の免許があれば、もう一方へ書き換えができたのだが、現在ブラジルの運転免許を単純な書き換えだけで日本の免許へ転換はできない。
技能試験が課せられていると思う。
現在日本の免許をブラジルの免許に書き換えできるのかは調べてみないとわからない。

在リオデジャネイロ日本国総領事館のサイトに次の情報がある。
ブラジル運転免許の取得

これを見ると、書類の翻訳など手続きが結構面倒な上に、ポルトガル語で適性検査を受けるなど、相当な覚悟がないとこの方法は取れないような気がする。

ブラジル運転免許取得の手続きが、来年2018年から時間と金がかかり、しかも困難になる。
自動車学校で行なう法令・構造・救急・環境などの講習義務がこれまでの45時間から60時間に延びる。
当然自動車学校の教習費はそれに応じて上昇する。

運転免許所持者が上級のカテゴリーを受験する場合に、新たに25時間の講習を受けることが必要になる。

年がかわると手数料などの調整が行われて一年分高くなるのが通例だが、今回はその調整を含めて30%くらい免許を取るまでの総出費が増えると計算されている。

試験も難しくなる。
カテゴリーA、つまり二輪免許は、これまで二輪車コースのみだったが、これからは15時間教習後にコースの試験に通ったら、10時間教習後の一般路上試験が加わった。

縦列駐車のことをポルトガル語でbalizaというが、路上試験受験者が一番恐れるのがこれである。
現在は試験車に乗ってからすぐに縦列駐車があり、できなければその場で失格、残りを走らせてもらえない。
ただ一回だけでも十分に恐れられるのに、これからカテゴリーB、普通免許の路上試験では、2回縦列駐車を成功させなければならないようになる。

1年の交通事故死が4万を超えるブラジルだから致し方ないだろうか。

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