2017年12月23日

2018年のキリスト教移動祝日

2018年のカーニバルは何月何日か気になる人もいるだろう。
それだけ知りたいならズバリ、米国のカーニバルで有名なニューオーリンズのサイトがあって、向こう10年、2027年までのMardi Gras(マルディ・グラ)の日付がここでわかる。
Mardi Grasとはフランス語で確か「肥えた火曜日」と言う意味だったと思うが、ブラジルでは普通にTerça-feira de Carnaval「カーニバルの火曜日」と呼ぶ日である。

カーニバルがキリスト教行事かというと巨大な疑問であるが、少なくとも日付の決め方だけはそうである。
そしてキリスト教行事の中には、毎年、天体の月の動きに応じて日付が移動するものがある。

年の後半にある、だれでも知っているクリスマスは12月25日(ブラジルの祝日)、ブラジルでは死者の日(Finados)と呼ばれる万霊節は11月2日(ブラジルの祝日)―これはハロウィン(10/31)-万聖節(11/1)-万霊節(11/2)と続く―と、毎年同じ日付に決まっているが、年の前半にある宗教祝日は移動するものが多い。

2018年の移動宗教祝日を下に一覧表にした。
復活祭の日、2018年ならば4月1日日曜日が、すべての移動祝日の基準になっていると言ってよい。
2017年より15日早い。
2018年の3月分点、つまりUTCの春分の日は3月20日、その次の満月の日は3月31日だ。

ついでに言っておくと、この満月は3月中2回めの満月、いわゆるブルームーンであり、しかも2018年は3月だけでなく1月も満月2回のブルームーンになっている。
ブラジル(ブラジリア夏時間地域)も日本もブルームーンになるが、3月の1回目の満月の日付だけが異なっている(日本2日、ブラジリア1日)。

ブラジルで国定祝日(feriado nacional - 下表ではFN)、任意休日(ponto facultativo - 下表ではPF)になっている日と、特に休日になっていない日がある。
任意休日というのは、職種組合や職場によって、休日とするか勤労日とするか異なるのだが、大部分の勤め人にとっては、普通の休日と変わらない。

行事日の決まり方2018年休日種類
カーニバル
Carnaval
週末から灰の
水曜日前日4日間
2月12-13日
月火曜日
PF
灰の水曜日
Quarta-feira de Cinzas
復活祭46日前の水曜日2月14日水曜日14時までPF
四旬節Quaresma灰の水曜日から復活祭前日
枝の主日
Domingo de Ramos
復活祭7日前の日曜日3月25日日曜日
聖週間Semana Santa枝の主日から復活祭前日
キリスト受難日
Paixão de Cristo
復活祭の2日前の金曜日3月30日金曜日FN
復活祭Páscoa北半球春分の次の
満月の次の日曜日
4月1日日曜日
ペンテコステPentecostes復活祭の49日後の日曜日5月20日日曜日
キリスト聖体の日
Corpus Christi
復活祭の60日後の木曜日5月31日木曜日PF

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