インターネットは、仕事・娯楽だけでなく、ブラジル人の日常生活にも大きく関わっている。
例えば、個人の所得税申告は、昨年は紙のフォームに記入して提出できたのだが、今年4月の最新の申告は、インターネットあるいはフロッピーディスクのみしか受け付けないようになった。
また、多くの公立大学が入学試験に代用したり、政府の奨学金申請に必要な教育文化省の中等教育統一試験は、インターネットを通じてしか申請できない。
自宅にも職場にも友人宅にもインターネット接続がない人はどうするかというと、有料のLANハウス(ブラジル版インターネットカフェ)や、無料で使える公立学校のパソコンを使って、市民の基本的義務や権利を行使しているのだ。
テレビでも、「詳細はインターネットサイトで」というニュースが多くなっている。
連邦政府はインターネット接続を大衆家庭に普及拡大するプログラムを発表した。
政府案では接続料金は1Mbps月額R$35で、現行価格の約半分に当たる。
うちのインターネット接続は、ベストエフォート800kbps実効670kbpsに、R$79も払っているから、実現すれば半額以下になり大歓迎だ。
政府の目標は2014年までに70%の家庭にインターネットを普及することだ。
今日インターネット接続を所有する家庭は27%に留まっている。
接続会社は計画に適合したプランを準備するために90日の期限を要請した。
もう一つこのプログラムで重要なのは、現在ベストエフォートで良いというのでごまかされている通信速度を、実効速度で実現させることだ。
Agência Nacional de Telecomunicações(テレコミュニケーション管理庁)は今年10月末までに細則を決定するという。
政府は同時に、低所得家庭向けに月額R$10以下で、90分の通話が追加料金無しでできる固定電話プランを導入したいという。
これが実現したら街角のLANハウスがかなり閉店に追い込まれるのではないだろうか。
日本並みに安くなるか?インターネット接続(その2)
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